アート / 歴史 / セミナー

Posted on 2014-06-30
絵画保存修復家・岩井希久子氏のトーク&レクチャー 青山ブックセンター本店で開催



Editor:蓬田(よも)修一

2014年7月12日(土)、渋谷区神宮前の青山ブックセンター本店でトーク&レクチャー「絵画保存修復家 岩井希久子に学ぶ 絵画保存修復の現場-名画はいかに現代を生きているのか。」が開催されます。

現在、約1年にわたる修復を経たクロード・モネの《ラ・ジャポネーズ》が、世田谷美術館で開催中の「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展」で、世界に先駆け披露されています。

本作を修復したのは所蔵先であるボストン美術館の修復室です。欧米諸国の美術館ではボストン美術館のように、ほぼ必ず館内に修復部門があり、修復家が常駐しています。

しかし、残念ながら日本の美術館で修復室が備えられているところは数えるほどしかありませんし、修復家も少ないのが現状です。

そんな中、絵画保存修復家の岩井希久子さんは日本でも絵画の保存修復をもっと浸透させようと精力的に活動をしています。

岩井さんはモネの《睡蓮》やゴッホの《ひまわり》、他にもピカソや山下清など数々の名画の修復を手掛けてきました。

その傍ら、修復理念や技術の継承、次世代の修復家を養成する場として「修復センター」を日本に設立しようと奮闘されています。

今回は、岩井希久子さんがこれまで手がけてきた仕事に話していただき、絵画の修復と保存の現場に迫りながら、これからの絵画保存修復のあり方、文化遺産とのつきあい方を考えていきます。聞き手は美術ジャーナリストの藤原えりみさんです。

トーク&レクチャー「絵画保存修復家 岩井希久子に学ぶ 絵画保存修復の現場-名画はいかに現代を生きているのか。」
出演:岩井希久子さん(絵画保存修復家)
   藤原えりみさん(美術ジャーナリスト)
開催日時:2014年7月12日(土)18:00~20:00/17:30開場
会場:青山ブックセンター本店・大教室
定員:110名
受講料:1,944円(本体1,800円+税)
詳細:http://www.aoyamabc.jp/culture/conservator/


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