アート

Posted on 2015-03-25
「ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―」 ボルドー市全面協力のもとに開催



ウジェーヌ・ドラクロワ 《ライオン狩り》 1854-55年 ボルドー美術館 ©Musée des Beaux-Arts – Mairie de Bordeaux. Cliché L. Gauthier


Editor:蓬田(よも)修一

「ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―」が、2015年(平成27年)6月23日(火)から9月23日(水・祝)まで、東京・上野の国立西洋美術館で開催されます。

ボルドーは、大西洋にほど近いガロンヌ河の流れに沿って三日月のかたちに発展したことから「月の港」とも呼ばれました。

海洋貿易とワイン産業によって繁栄を極めた18世紀には、パリに先立って都市整備が進められ、壮麗な古典主義・新古典主義の建築が立ちならぶ景観美が生まれました。

2007年には、ガロンヌ河岸の歴史地区を中心とする街の広い一帯が「月の港ボルドー」として世界遺産に登録されています。

今回の「ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―」はボルドー市の全面協力のもと、先史時代から現代に至るまで数万年に及ぶスケールで、ボルドーとその地域の美術と文化の展開を紐解くものです。

街の繁栄を生み出したワイン産業との関わりに目を配りつつ、約200点を超える貴重な美術作品や歴史資料の展示を通じて、古典のエレガンスと、商業と海運の都市ならではのコスモポリタニズムをあわせもつボルドー市の魅力を浮彫りにします。

展示は、ボルドー美術館、ボルドー装飾芸術・デザイン美術館、アキテーヌ博物館、CAPCボルドー現代美術館、ボルドー市立図書館、ボルドー市立公文書館と、ボルドー市が誇る6つの主要文化施設のコレクションを中心に構成されます。

ドラクロワ晩年の大作《ライオン狩り》といったボルドーにゆかりのある数々の画家や作品を紹介するとともに、貴重な考古・歴史資料、かつての市民生活を物語る数々の装飾芸術品、さらにボルドーが文学思想界に輩出した偉大な「3M」(モンテーニュ、モンテスキュー、モーリヤック)の著作や関連作品まで、幅広い展示を行います。

構成は次のとおりです。
プロローグ-起源
Ⅰ 古代のボルドー
Ⅱ 中世から近世のボルドー
Ⅲ 18世紀、月の港ボルドー
Ⅳ フランス革命からロマン主義へ
Ⅴ ボルドーの肖像-都市、芸術家、ワイン

ボルドー展 ―美と陶酔の都へ―
会期
 2015年(平成27年)6月23日(火)から9月23日(水・祝)まで
会場 国立西洋美術館
入館料 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
※( )内は前売・20人以上の団体料金

《角を持つヴィーナス(ローセルのヴィーナス)》  25,000年前頃 アキテーヌ博物館 ©Musée d’Aquitaine – Mairie de Bordeaux. Cliché L. Gauthier


《ボルドー市の鍵(対)》 1815年 ボルドー装飾芸術・デザイン美術館 Collection du musée des Arts décoratifs et du Design.
©Mairie de Bordeaux. Photo Lysiane Gauthier.


ジャック・ユスタン陶器製作所 《銘々用のワイングラス・クーラー(「カルトジオ会修道院」セット)》 1745-50年頃 ボルドー装飾芸術・デザイン美術館
Collection du musée des Arts décoratifs et du Design. ©Mairie de Bordeaux. Photo Lysiane Gauthier.




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締め切りは、2015年(平成27年)6月22日24時です。

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