アート

Posted on 2015-04-27
「蔡國強展:帰去来」 作家の“原点”に迫る展覧会




[Text/蓬田修一]
2015年(平成27年)7月11日(土)から10月18日(日)まで、横浜美術館で「蔡國強展:帰去来」が開催されます。

蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう)は1957年、中国福建省泉州市に生まれました。火薬の爆発による作品で注目を集めるようになり、その後、東洋的な世界観とスペクタクルとが融合する作品を次々と生み出してきました。2008年の北京オリンピック・パラリンピック開閉会式では、視覚特効芸術監督を務めました。

今回の展覧会は、国内では7年ぶりとなる、彼の大規模な個展です。展覧会のタイトルは、日本人の間でも古来有名な陶淵明(とうえんめい)の漢詩「帰去来の辞」(ききょらいのじ)に由来しています。

蔡國強は1986年から9年間近く日本に滞在していました。このタイトルは、作家としてのキャリアを形成した日本への帰還、あるいは作家としての原点回帰を意味しています。展覧会は、日本初公開の作品によって構成されます。現代アート分野における代表的な現存作家のひとり、蔡國強の“原点”をうかがい知ることができる展覧会だと言えるでしょう。

蔡國強展:帰去来
会場
 横浜美術館
会期 2015年(平成27年)7月11日(土)から10月18日(日)まで
入館料 観覧料 一般1500円(1300円/1400円)、大学・高校生900円(700円/団体800円) 、中学生600円(400円/500円)、小学生以下無料
※( )内は前売/20人以上の団体料金
※前売券の販売期間は2015年5月8日(金)から7月10日(金)まで




Posted in アート | Comments Closed

Related Posts