アート / 歴史

Posted on 2016-04-01
300超の厳選美術品で構成 特別展「古代ギリシャ -時空を超えた旅-」





クーロス像 アルカイック時代 アテネ国立考古学博物館蔵 ©The Hellenic Ministry of Culture and Sports-Archaeological Receipts Fund



西洋文化の原点
2016年(平成28年)6月21日・東京国立博物館での開幕を皮切りに東京、長崎、神戸の3会場で特別展「古代ギリシャ -時空を超えた旅-」が開催されます。

古代ギリシャは私たちの想像を超えて変化に富んだ世界でした。時代により地域により、さまざまな美術が花開き、今日の西洋文化の原点となりました。

今回の「古代ギリシャ」は、ギリシャ国内40カ所以上の国立博物館から厳選された300件を超える古代ギリシャの貴重な作品を展示する、日本ではかつてない試みです。

古代ギリシャ世界の原点であるエーゲ海文明から、ギリシャ本土のアルカイック時代、クラシック時代、アレクサンドロス大王のマケドニア、そしてヘレニズム時代まで、以下のような会場構成で、古代ギリシャ美術の歴史的な流れを総合的に紹介します。

〈展示構成〉
第1章 古代ギリシャ時代のはじまり(前7000年紀~前2000年頃)
第2章 ミノス文明(前3000年頃~前1100年頃)
第3章 ミュケナイ文明(前1600年頃~前1100年頃)
第4章 幾何学様式~アルカイック時代(前900年頃~前480年頃)
第5章 クラシック時代(前480年~前323 年)
第6章 古代オリンピック
第7章 マケドニア王国
第8章 ヘレニズムとローマ(前323年~)


特別展「古代ギリシャ -時空を超えた旅-」
東京展
会期
 2016年(平成28年)6月21日(火)~9月19日(月・祝)まで
会場 東京国立博物館 平成館
観覧料 一般1600円(1400円/1300円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)、中学生以下無料
*( )内は前売り/20名以上の団体料金
※前売券の販売期間:2016年4月1日(金)から6月20日(月)まで。
※特別ペアチケット一般2020円。4月1日~4月30日まで2020枚数量限定販売。

長崎展
会場
 長崎県美術館
会期 2016年(平成28年)10月14日(金)~12月11日(日)

神戸展
会場
 神戸市立博物館
会期 2016年(平成28年)12月23日(金・祝)~2017年(平成29年)4月2日(日)


赤像式パナテナイア小型アンフォラ ボクシング 前500年頃 アテネ国立考古学博物館蔵 ©The Hellenic Ministry of Culture and Sports-Archaeological Receipts Fund



牛頭形リュトン 新宮殿時代後期(前1450年頃) イラクリオン考古学博物館蔵 ©The Hellenic Ministry of Culture and Sports-Archaeological Receipts Fund



戦士の象牙浮彫り 前1350~前1250年 デロス考古学博物館蔵 ©The Hellenic Ministry of Culture and Sports-Archaeological Receipts Fund




展示会場レポート
今回の展覧会は、紀元前7000年から、「古代」が終わりを告げる西暦330年頃までのギリシャ史にスポットを当て、その間のギリシャの姿を総合的に紹介する、日本初の特別展です。会場を一巡すれば、7000年間を超えるギリシャの“時空”を旅することができます。会場の様子を写真で紹介しましょう。以下の写真は、2016年6月20日に東京国立博物館で行われたプレス内覧会にて撮影したものです。

「第1章古代ギリシャ世界のはじまり」の展示エリア。新石器時代や青銅器時代など先史時代のエーゲ文明の形成を取り上げ構成。特に、初期青銅器時代のキュクラデス文明は、ギリシャでとりわけ有名。白く抽象的な大理石小像は、その造形的魅力から20世紀にコレクションブームが起きた。写真中央の作品は、前4500~前3600年にクレタ島で出土した女性像。エーゲ海で出土した新石器時代の小像の中でも、最大かつ最高の保存状態のもののひとつ。



「第4章幾何学様式~アルカイック時代」の展示エリア。写真中央の大理石の像はクーロス像。前520年頃に作られた。クーロスとは、まっすぐ前を向き、左足を前に出しながらも、両足をしっかりと地面に付けて立つ裸体の青年像のこと。奉納品として神域に置かれた。クーロスにはアルカイック時代(前7~6世紀)の気高い理想が体現されている。



「第5章クラシック時代」の展示エリア。前5世紀半ばを過ぎた頃、アテネのアクロポリス(小高い丘)では、ギリシャ本土最大となるパルテノン神殿の建設が始まった。写真後方の壁面上部に並ぶのは、パルテノン神殿西面フリーズ(展示品は複製)。



「第6章古代オリンピック」の展示エリア。前8世紀、オリンピアのゼウス神域で4年に1度の競技祭、古代オリンピックが始まった。数多くの競技が行われたが、競馬や戦車競争以外はすべて全裸で競技が行われた。古代オリンピックは単なる競技大会ではなく、宗教的な祭事でもあった。古代オリンピックはローマ時代にも行われ、ローマ帝国でキリスト教が国教化され、異教の祭祀が禁じられるまで、1200年近くにわたって開催され続けた。



「第7章マケドニア王国」の展示エリア。フロア中央部に展示されているふたつの金色の冠は、ギンバイカの金冠。マケドニアからは金を含む鉱物資源が豊富に産出した。ギンバイカはギリシャに自生し、薬、植物療法、香料の原料とされた。ギンバイカの葉と花は若さの象徴であった。



「第8章ヘレニズムとローマ」の展示エリア。アレクサンドロス大王の死後、前323~前31年をヘレニズム時代と呼ぶ。この時代、ギリシャ世界は政治的、社会的、地理的に大きく変化した。写真中央に見えるのは、漁船によって偶然、約500mの深さの海から発見された、青銅製の青年像。ほとんど生きているかのような肌の質感、皺の様子は繊細に作られ、非常に美しい。






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開催を記念して、東京国立博物館で使うことができる特別展「古代ギリシャ -時空を超えた旅-」の招待券を、Media & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2016年(平成28年)6月20日24時です。


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