アート
Posted on 2016-04-01
アフガニスタンの至宝231点+流出文化財15点を展示
すでに世界で170万人以上が来場している国際巡回展
2016年(平成28年)4月12日(火)から6月19日(土)まで、東京・上野の東京国立博物館で特別展「黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの秘宝-」が開催されます。
アフガニスタンは古くから「文明の十字路」と言われるように、さまざまな地域から人々が集まり、多彩な文化が花開きました。
今回の展覧会は、紀元前2100年頃から紀元後3世紀頃までに古代アフガニスタンで栄えた文化を、4つの遺跡から出土した名宝によって紹介します。
これらの名宝は、首都カブールにあるアフガニスタン国立博物館に所蔵されていたものです。しかし、1979年のソ連侵攻、それに続く内戦などによって博物館は大きな被害を受け、収蔵品も永遠に失われたと思われていました。
しかし、国の宝を守ろうとする博物館員によって、とりわけ貴重な収蔵品は秘密裏に運び出されていました。そして、内戦終結後の2004年4月、これらの“秘宝”を保管していた金庫の扉が開かれました。
今回の展覧会は、これらの秘宝の再発見を機に、アフガニスタンの文化遺産の復興を支援するため企画された国際巡回展です。2006年のフランスのギメ国立東洋美術展での開催以来、アメリカのナショナル・ギャラリーやメトロポリタン美術館、イギリスの大英博物館など世界10か国を巡回し、すでに170万人以上が来場しています。
会場では、古代アフガニスタンの至宝231件を展示。このうちアフガニスタン北部のティリヤ・テペから出土した黄金製品は、日本初公開となります。
さらに日本で「文化財難民」として保護されてきた流出文化財15件をあわせて展示します。なお、この15件を含むアフガニスタンからの流出文化財102件は、この展覧会終了後、アフガニスタンに返還されます。
展示会場の構成は以下のとおりです。
第1章 テペ・フロール 先史時代(前2100年~前2000年頃)
第2章 アイ・ハヌム グレコ・バクトリア王国時代(前3世紀~前2世紀)
第3章 ティリヤ・テペ サカ・パルティア時代(前1世紀~1世紀)
第4章 ベグラム クシャーン朝時代(1~3世紀)
第5章 流出文化財 ようやく返還かなう
特別展「黄金のアフガニスタン-守りぬかれたシルクロードの秘宝-」
会期 2016年(平成28年)4月12日(火)から6月19日(土)まで
会場 東京国立博物館 表慶館
観覧料 一般1400円(1200円/1100円)、大学生1000(800円/700円)、高校生600円(400円/300円)、中学生以下無料
※( )内は前売り、20人以上の団体料金
以下は4月11日に行われたプレス内覧会のもようです。
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締め切りは、2016年(平成28年)4月20日24時です。
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