アート

Posted on 2016-07-15
三菱一号館美術館 2016年後半から2017年にかけての展覧会




東京・丸の内にある三菱一号館美術館は、2016年後半から2017年にかけて、以下の3つの展覧会を開催します。

「拝啓 ルノワール先生-梅原龍三郎に息づく師の教え」 
2016年(平成28年)10月19日(水)~2017年(平成29年)1月9日(月・祝)

梅原龍三郎は日本の洋画界を牽引、その豪快な性格から“画壇のライオン”と呼ばれました。1908年(明治41年)、20歳の梅原は渡仏し、翌年ルノワールに会います。

ルノワールから多くを学んだ梅原は帰国後、ヨーロッパで学んだ油彩画に、桃山美術、琳派、南画といった日本の伝統美術を取り入れ、個性あふれる豪華絢爛な画風を確立します。

「拝啓 ルノワール先生-梅原龍三郎に息づく師の教え」では、ルノワールや梅原の作品をはじめ、梅原が集めた作品、梅原と親交のあったピカソやルオーの作品など約80点を紹介します。

オルセー美術館蔵 ナビ派の名品展(仮称) 
2017年(平成29年)2月4日(土)~5月21日(日)

ナビ派とは、19世紀末、ゴーガンや浮世絵から影響を受けた若手芸術家が、パリで結成された前衛家集団です。ナビとは預言者のことです。

ボナール、ヴュイヤード、ドニ、ヴァロットンらが中心メンバーとなり、革新的な活動を繰り広げていきました。

「オルセー美術館蔵 ナビ派の名品展(仮称)」では、ナビ派の中でももっとも重要な作品をコレクションするオルセー美術館の監修により、ナビ派芸術を日本で初めて本格的に紹介します。

レオナルド×ミケランジェロ展(仮称) 
2017年6月17日~9月24日

15世紀のイタリア、画家として才能を発揮するだけでなく、建築、科学、解剖学の分野にも関心を広げ「万能人」と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチ。10代から頭角を現し、「神のごとき」と称せられた天才彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティ。

「レオナルド×ミケランジェロ展(仮称)」は、芸術家の力量を示す上で最も重要とされ、すべての創造の源である「素描」に秀でたふたりを対比する、日本で初めての展覧会です。

ふたりの天才の“最も美しい”とされる素描、レオナルド作《少女の肖像/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉のための頭部習作》を間近で見比べることも可能です。

素描のほかにも、油彩、手稿、書簡など、トリノ王立図書館やフィレンツェのカーサ・ブオナローティ所蔵品を中心に、およそ65点(そのうち日本初公開約30点)が一堂に会します。




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