アート / ライフ

Posted on 2016-09-07
普段の生活に寄り添う工芸作品






[TEXT:蓬田修一]

手に取って触れる作品も展示
2016年(平成28年)9月6日(火)から10月25日(火)まで、東京・銀座の資生堂ギャラリーで「そばにいる工芸」展が開催中です。

日常の生活のなかでそっと人間と寄り添う工芸をテーマに、「森岡書店」の代表・森岡督行氏の協力を得て、暮らしの基本となる「食」と「住」の側面から選んだ6人の工芸作家の作品が展示されています。

「もっと身近に工芸作品を接してみたい」
日頃こう考えていた私にとっては、願ってもない展覧会です。

日常の生活の中でそっと人に寄り添う工芸作品たち。展示されているのは、暮らしの基本となる「食」と「住」の側面から選ばれた6名の作家-鎌田菜穗(金工)、川端健夫(木工)、飛松弘隆(陶磁器)、ハタノワタル(和紙)、ピーター・アイビー(ガラス)、吉村和美(陶芸)-の作品です。

展示作品は触ることはできませんが、展示スペースエリア中央の台に置かれている作品は手に取ることができます。実際に触ってみると、見たときの印象とは違って、思いのほか軽かったり薄かったりして驚きます。ぜひ手に取って、感じてみるといいと思います。

アイビー氏が卒業制作で作ったというシャボン玉を保存するガラス器は、会期中デモンストレーションが行われます。通常では見られない不思議な姿を見ることができます。

最近は、普段の暮らしで使う道具を丁寧に選び、大事に使う人たちが増えてきました。今回展示されている作品は、どれも決して個性を強く主張しているものではありません。しかし、日々の生活にそっと寄り添う“暖かな存在感”のある作品たちです。工芸にこれまで関心があまり持てなかった人も、新たな発見がある展示会ではないでしょうか。

「そばにいる工芸」展
会期
 2016年(平成28年)9月6日(火)から10月25日(火)まで 毎週月曜休
開場時間 平日11時から19時まで、日曜・祝日11時から18時まで
会場 資生堂ギャラリー (東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階)
問い合わせ Tel:03-3572-3901
入場 無料

[PHOTO REVIEW]
9月5日に行われたプレス内覧会で撮影した会場のもようです。

吉村和美(よしむら・かずみ)さんの陶芸作品。栃木県益子町で作陶をしています。


ピーター・アイビーさんのガラス作品。富山県に工房を構えています。


ハタノワタルさんの和紙を使った作品。


川端健夫(かわばた・たけお)さんの木工作品。


鎌田奈穂(かまだ・なほ)さんの金工作品。


飛松弘隆(とびまつ・ひろたか)さんの陶芸作品。磁器によるランプシェード制作に取り組んでいます。


影像コーナーでは、各作家が作品づくりに取り組んでいる様子を見ることができます。


シャボン玉を作るためのガラスの作品。ピーター・アイビーさんの大学卒業制作です。デモンストレーションの様子を撮影。ガラスの中にシャボン玉ができているのが分かります。


展示スペース中央のテーブルにある作品は、手に触れてみることができます。




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