アート

Posted on 2016-09-14
気鋭のガラス造形作家、津守秀憲(つもり・ひでのり)個展 南青山の酉福(ゆうふく)ギャラリーで開催中





 

ガラスと陶土を混ぜて表現した独自の世界観
新進気鋭のガラス作家、津守秀憲(つもり・ひでのり)さんの個展「存在の痕跡」が、東京・南青山の酉福(ゆうふく)ギャラリーで開催されています。2016年(平成28年)9月17日(土)までです。

津守さんの作品は、ガラスと陶土を素材にした造形物。先の尖った筒状物を組み合わせた作品は、見ていると不思議で神秘的な気持ちになります。しかも、作品はわずか数点の尖った先で支えられていますので浮遊感があり、それが作品に一層不思議で神秘的な世界観を醸し出しています。

津守さんは「化石などからインスピレーションを得て制作した」と言います。どことなく太古の歴史を感じるのは、そうしたことも理由かもしれません。

津守さんは1986年東京生まれ。多摩美術大学 美術学部工芸学科ガラスプログラムを卒業後、富山ガラス造形研究所でもガラス制作を学びました。国内外の展覧会に出品しているほか、「国際ガラス展・金沢2016」での銀賞をはじめ多数の受賞歴があります。アメリカ・ボストンの第二次世界大戦博物館にも作品がコレクションされています。

下の写真は、酉福(ゆうふく)ギャラリーでの展示の様子です。津守さんにとっては、同ギャラリーにおける初の個展。新作を揃えました。

作家の津守秀憲(つもり・ひでのり)さん。作品とともに。

▲酉福(ゆうふく)ギャラリー www.yufuku.net

[TEXT/蓬田修一]




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