アート

Posted on 2016-11-04
「シュルレアリスムとその展開」 軽井沢ニューアートミュージアム





 

現代美術の方向性を展望
第一次世界大戦後に生まれたシュルレアリスムは、あらゆる存在を理性・道徳から解放しようとしました。長野県の軽井沢ニューアートミュージアムでは「シュルレアリスムとその展開」が開催中です(会期:2016年10月15日~2017年4月9日)。

展示されている作品は、シュルレアリスムの中でも、美術の展開に大きな影響を与えることになる、偶然性を利用した技法で作られたコラージュ、フロッタージュが中心です。

マックス・エルンストの“コラージュ・ロマン”第1作『百頭女』(1929年)初版のフルセットを本邦初公開。また、エルンストのコラージュ・ロマンに影響を受け創作活動を続けている上原木呂(1948~)の幅広い画業も紹介します。さらに特別招待として、チェコのシュルレアリスト、ヤン・シュヴァンクマイエル(1934~)の映像作品コラージュ、版画も合わせて展示します。

同館では2016年9月22日まで、前衛芸術家の嶋本昭三展を開催していました(当サイトで紹介した記事です→→→ https://mc-jpn.com/archives/18103)。軽井沢ニューアートミュージアムは「シュルレアリスムは戦後の抽象表現主義につながる美術であり、当美術館としては、本展覧会が現代美術のひとつの傾向を展望する意味でも意義深いものになればと考えています」とコメントしています。

シュルレアリスムとその展開
会期
 2016年(平成28年)10月15日(土)から2017年(平成29年)4月9日(日)まで
会場 軽井沢ニューアートミュージアム
入館料 一般1000円、高校・大学生・65歳以上800円、小中学生500円




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