アート

Posted on 2017-02-24
オールドマスターの傑作勢揃い「大エルミタージュ美術館展」


ウィギリウス・エリクセン 《戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像》 1760年代
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18 


女帝エカテリーナ2世がコレクションを開始
2017年(平成29年)3月18日(土)から6月18日(日)まで、東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」が開催されます。

かつての帝政ロシアの首都サンクトペテルブルク。芸術文化の都として知られる同都市の重要な文化施設のひとつがエルミタージュ美術館です。

エルミタージュ美術館は1762年から1796年まで34年にわたり在位した女帝エカテリーナ2世が1764年、ベルリンの実業家から317点の絵画を取得したのが始まりです。親しい人々にこれらの美術品を見せる場所を作り、そこを“エルミタージュ”(フランス語で「隠れ家」の意味)と呼びました。

彼女は国内外の目利きの助言を参考に収集を進めました。在位中に収集した絵画作品は約2500点ともいわれています。その後の歴代皇帝も美術品を収集し、現在では世界でも類を見ないほどの質と規模を誇る美術館となっています。

本展覧会は、同美術館の1万7000点に及ぶ絵画コレクションの中から、特に充実している、16世紀ルネサンスから17、18世紀のバロック、ロココのオールドマスター(16世紀ルネサンス時代のティツィアーノ、クラーナハなどから17世紀バロックのレンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイクなどを経て、18世紀ロココのヴァトー、ブーシュなどに至る巨匠たちを指します)や巨匠たちの名画85点を国、地域別に紹介します。

《聖家族》《羽根飾りのある帽子をかぶった若い女性の肖像》《田園風景》《運命を悟るハマン》《聖母マリアの少女時代》《盗まれた接吻》など、美術史に燦然と輝くオールドマスターの名画が一堂に会します。

エカテリーナ2世が1764年に取得した作品や在位中に収集した作品が数多く展示され、彼女の絵画コレクションの背景や美術館の歴史を知ることができるのも本展覧会の見どころポイントです。

なお、本展覧会は東京での開催後、名古屋、神戸で巡回開催されます。

大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち
東京展
会期
 2017年(平成29年)3月18日(土)から6月18日(日)まで ※ただし、5月15日(月)は休館日
会場 森アーツセンターギャラリー
観覧料 一般1600円(1400円)、大学生1300円(1100円)、中高生800円(600円)、小学生以下無料
※( )内の料金は前売・15人以上の団体料金

〈巡回情報〉
名古屋展
会期
 2017年7月1日(土)-9月18日(月・祝)
会場 愛知県美術館
神戸展
会期
 2017年10月3日(火)-2018年1月14日(日)
会場 兵庫県立美術館

ポンペオ・ジローラモ・バトーニ 《聖家族》 1777年
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18 

レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン 《運命を悟るハマン》 1660年代前半
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18 

ぺーテル・パウル・ルーベンスと工房 《田園風景》 1638-1640年頃
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18 

アントワーヌ・ヴァトー 《困った申し出》 1715‐1716年
©The State Hermitage Museum, St Petersburg, 2017-18 




■■■■たくさんのご応募ありがとうございました。締め切りました。「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」(東京)招待券プレゼント■■■■


開催を記念して、森アーツセンターギャラリーで使うことができる「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」の招待券を、Media & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2017年(平成29年)3月17日24時です。

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