アート

Posted on 2017-02-21
いち早くお届け 三菱一号館美術館 2017年6月~18年5月 美術展スケジュール 


東京・丸の内にある三菱一号館美術館は、2017年(平成29年)6月から2018年(平成30年)5月にかけて、以下の3つの展覧会を開催します。

レオナルド×ミケランジェロ展
会期
 2017年(平成29年)6月17日(土)~9月24日(日) 

15世紀イタリアで画家として才能を発揮し、建築、科学、解剖学の分野にまで関心を広げ「万能人」と呼ばれたレオナルド・ダ・ヴィンチ。10代から頭角を現し「神のごとき」と称された世紀の天才彫刻家ミケランジェロ・ブオナローティ。

本展は、芸術家の力量を示す上で最も重要とされ、全ての創造の源である素描(ディゼーニョ)に秀でた2人を対比する日本初の展覧会です。

素描のほかに油彩画、手稿、書簡など、トリノ王立図書館やカーサ・ブオナローティ所蔵品を中心におよそ65点が展示されます。

イタリアが生んだ2人の天才による「最も美しい」とされる素描、レオナルド作《少女の頭部/〈岩窟の聖母〉の天使のための習作》と、ミケランジェロ作《〈レダと白鳥〉の頭部ための習作》も展示されます。2作品を間近で見比べる貴重な機会です。

トゥールーズ=ロートレックと19世紀末パリの版画・ポスター展(仮称)
会期
 2017年(平成29年)10月18日(水)~2018年(平成30年)1月8日(月・祝)(予定)

19世紀末パリで、版画は芸術家たちの表現の可能性を広げる最先端のメディアとなり、芸術の域まで高まりました。一方、消費や歓楽、遊興といった大衆文化が花開き、街中や劇場内のポスター、本の挿絵などから、幅広い人びとが日常的に芸術を享受できるようになりました。

本展覧会は世界有数の19世紀末版画コレクションを誇るファン・ゴッホ美術館と、トゥールーズ=ロートレックの貴重なポスター・リトグラフコレクションを所蔵する三菱一号館美術館の共同企画です。

トゥールーズ=ロートレックをはじめ、19世紀末パリを代表する画家たちによる、選りすぐりの大変保存状態の良いグラフィック作品が一堂に会します。

ルドンの植物誌展(仮称)
会期
 2018年(平成30年)2月8日(木)~5月20日(日)

オディロン・ルドン(1840-1916年)は、印象派の画家たちと同世代でありながら、幻想的な内面世界に目を向け、その特異な画業は、今も世界中の人の心を魅了して止まない作家です。本展は彼の作品の中でもとくに植物に焦点を絞った、前例のない展覧会です。

出品作品数はおよそ90点で、大半は、オルセー美術館、ボルドー美術館、シカゴ美術館、プティ=パレ美術館(パリ)、フィリップス・コレクションなど海外の主要美術館の所蔵作品により構成される、大規模なルドン展です。

三菱一号館美術館が所蔵するルドンの《グラン・ブーケ(大きな花束)》は史上最大級のパステル画で、ドムシー男爵の城館の食堂を飾る装飾の中心として構想されました。本展では、《グラン・ブーケ(大きな花束)》のほか、同食堂の残りの15点の壁画(オルセー美術館所蔵)も展示します。これらを一望できるのは、今回の見どころのひとつです。




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