アート
Posted on 2017-03-11
「アルチンボルド展」神聖ローマ皇帝に愛された知略の芸術
ハプスブルク宮廷のアートディレクターとしても多彩に活動
2017年(平成29年)6月20日(火)から9月24日(日)まで、東京・上野の国立西洋美術館で「アルチンボルド展」が開催されます。
日本で初めて、ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593年)のユーモアある知略の芸術を本格的に紹介するのものです。
アルチンボルドは、16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷で活躍した、イタリア・ミラノ生まれの画家です。
自然科学に深い関心を示したマクシミリアン2世、稀代の芸術愛好家として知られるルドルフ2世という神聖ローマ皇帝たちに寵愛されました。
果物や野菜、魚や書物といったモティーフを思いがけないかたちで組み合わせた、寓意的な肖像画の数々は、奇想と知、驚異と論理が分かちがたく交錯し、暗号のようにして豊かな絵解きを誘います。彼の作品は20世紀のシュルレアリスム以後のアーティストたちにも、大きな刺激を与えました。
今回の展覧会では、世界各地の主要美術館が所蔵するアルチンボルドの油彩約10点のほか、素描などおよそ100点が展示され、アルチンボルドのイメージ世界の生成の秘密に迫ります。
大きな見どころは、日本で初めて一堂に公開される《春》《夏》《秋》《冬》です。ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝のために最初のヴァージョンが制作された連作「四季」は、時の皇帝を喜ばせたほか、20世紀の芸術家ダリも驚いたという作品です。
また、彼はハプスブルク宮廷のアートディレクターとしても多彩な活動をしていました。それを物語るのが、ルドルフ2世主催の騎馬試合のために描いた素描。会場にはこうしたアートディレクターとしての仕事も紹介されます。
アルチンボルド展
会期 2017年(平成29年)6月20日(火)から9月24日(日)まで
会場 国立西洋美術館
観覧料 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
※( )内の料金は前売・20人以上の団体料金
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締め切りは、2017年(平成29年)6月19日24時です。
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