マーケティング / ライフ

Posted on 2017-04-04
デジタル→リアル→デジタル F1女性層向けイベント「SUPER C CHANNEL」


特設ステージでは連日、人気のクリッパーが登場し、トークを展開した。


女の子の「知りたい」が無料で体験
いま、もっとも勢いのある動画アプリ「C CHANNEL」。「女の子の知りたいを1分で解決する」をキャッチフレーズに、F1層女性に向け1分動画を配信しています。

C CHANNELで配信される動画は「クリップ」と呼ばれ、クリップを投稿する人を「クリッパー」と呼んでいます。クリッパーは、有名雑誌の人気モデル、人気ブロガー、ネイリスト、人気美容師、インフルエンサーなどがメインです。

縦型動画が特徴。縦型にしたのは、たまたま縦で撮影した動画の訴求力が高かったことがきっかけです。また、女性はスマホを片手で横にして持ちにくということもあるようです。

再生回数は右肩上がりで、今年2月は約6億6000万回を記録しました。スタート当初のコンテンツは、一般女性が作成した日常の出来事を動画にしてアップしていましたが、女の子たちはリア充している人の動画はあまり見たくないようで、今ほどの再生回数はありませんでした。

そこで、料理をテーマにした動画を作り始めたところ再生回数が伸びるようになり、メイクなどのハウツーものも始めるようになりました。再生回数が6億回を超えた背景には、中国で配信するようになったこともあります。

C CHANNELのビジネスモデルは広告収益、「SUPER C CHANNEL」といったオフラインイベント、タレントなどを起用したインフルエンサーマーケティング、そしてグローバル展開です。現在はアジア各国で、日本同様の事業を行っていて、将来は配信する国をさらに増やしていく考えです。

C CHANNELの媒体説明が長くなってしまいましたが、C CHANNELのビジネスモデルのひとつであるオフラインイベント「SUPER C CHANNEL」が、今年4月1日・2日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムにおいて開催されました。

C CHANNELで広告展開する企業などがブースを構え、来場者にヘアスタイリングやメイクなどの体験を提供。特設ステージでは連日、人気のクリッパーが登場して、トークを展開しました。会場は入場制限するほどの混雑でした。

「SUPER C CHANNEL」はオンライン上のコンテンツがリアル空間で再現されたものです。会場は「BEAUTY & FASHON」「GOURMET & RECIP」「DIY」「恋愛&占い」の4エリアで構成。飲食ブースは数百円程度の単価で商品を販売していましたが、メイクやファッション関連ブースは基本的に無料で体験サービスなどを提供していました。

ブースの企業にとっては、ターゲット層が多数来場していますから、ターゲットの声や要望などをダイレクトに取ることができ、テストマーケティング、リサーチ、サンプリングなどの場として活用していました。

会場では数多くの来場者がスマホで写真撮影していました。撮影後はSNSに投稿し、友達とシェアして楽しんでいます。また、会場内ではたくさんのC CHANNELスタッフも精力的に動き回り、会場の様子を撮影。来場者とスタッフがともにSNSに画像や動画を投稿することで、「SUPER C CHANNEL」を起点に情報が拡散し、新たなトレンドが生まれていきそうです。

デジタルメディアであるC CHANNELがリアルイベントを開催し、リアルイベントを起点にデジタル空間に情報や価値が拡散する。デジタル→リアル→デジタルという情報創出の流れが見えたことがとても興味深かったです。
(TEXT:蓬田修一 PHOTO:宮川由紀子 ともにMedia &Communication編集部)

インスタ映えするアイテムを人気スタイリスト知念美加子さんが用意したフォトスタジオ。気に入ったアイテムを身に付けて写真撮影。

C CHANNELで人気のヘアアレンジが体験できるブース。人気サロン8店舗が出展して、無料でヘアアレンジしてくれる。

イベント2日目には藤森真吾さん(オリエンタルラジオ)がMCとしてステージに登場(左)。中央は人気クリッパーであるAAAメンバーの宇野美彩子さん。

BEAUTY & FASHIONエリア。人気コスメ体験は長い行列ができていた。

GOURMET & RECIPEエリア。話題のスイーツなどが味わえる。




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