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Posted on 2017-04-08
【レビュー】フランス人が驚嘆する日本住宅建築の帰国展 パナソニック汐留ミュージアムで




会場の様子。会場構成は建築設計事務所のみかんぐみが行った。


4人のフランス人アーティストが選んだ70軒の日本住宅建築を紹介
従来とはひと味違う住宅の展覧会「日本、家の列島--フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」が、パナソニック汐留ミュージアムで開催中です(会期:2017年4月8日~6月25日)。

これは、4人のフランス人(写真家のジェレミ・ステラ、建築家のヴェロニック・ウルス、ファビアン・モデュイ、日本在住中30年で建築設計事務所みかんぐみの共同代表のマニュエル・タルディッツの4氏)が企画し、2014年5月からフランス、スイス、ベルギー、オランダの各都市を巡回展示した「L’archipel de la maison(日本、家の列島)」の帰国展です。

建築家が個人住宅を手掛けるという、近代以降の日本慣習は、フランス人建築家にとっては驚くべきことだと言います。会場には、4人のフランス人が日本を歩き回って選んだ70軒の住宅建築を紹介するものです。

会場は「昨日の家」「東京の家」「今の家」の3セクションで構成。「昨日の家」は、20世紀における日本の住宅建築14作品を取り上げています。日本の住宅建築がいかにして西洋の建築を取り入れ、一方で日本の伝統を継承してきたかを着眼点として選んだものです。「東京の家」は、写真家のジェレミ・ステラ氏が2010年から制作を開始した、同名のシリーズより選ばれた36点で構成されます。

「今の家」は、21世紀に入ってから竣工した住宅建築20作品を取り上げます。4人のフランス人が住人のもとを訪れ、インタビューを行いながら、日本の住宅建築の本質を解き明かしていきます。ジェレミ・ステラ氏が撮影した写真も、住宅建築の写真にありがちな無機質なものではなく、庭や室内で子どもが遊んでいたり、リビングで家族がくつろいでいたりしていて、住人の体温が伝わってくるようです

また、ゲストアーティストとして迎えた坂口恭平氏の作品《Dig-Ital》(ディグアイタル、Dig=「掘る」とital=ジャマイカ英語の「自然」を組み合わせた造語)の展示も見所のひとつです。


日本、家の列島--フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン
会期
 2017年(平成29年)4月8日(土)から6月25日(日)まで
会場 パナソニック 汐留ミュージアム
入館料 一般800円、65歳以上700円、大学生600円、中・高校生200円、小学生以下無料
※20人以上の団体は各100円割引

掲載写真は2017年4月7日に行われたプレス内覧会で撮影。(PHOTO:Media &Communication編集部 蓬田修一)


展覧会場のエントランス。



「昨日の家」のセクション。



「今の家」のセクション。



「東京の家」のセクション。




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