アート

Posted on 2017-05-04
フランス絵画の歴史がたどれる美術展




 


バロックからポスト印象派まで
2017年(平成29年)4月22日(土)から6月25日(日)まで、東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で「フランス絵画の宝庫 ランス美術館展」が開催中です。

フランス・ランス市は、シャンパンで有名なシャンパーニュ地方に位置し、歴代のフランス国王が戴冠式を行ったノートル=ダム大聖堂がある古都です。

ランス美術館は、フランス革命期の18世紀末に起源を持つ美術館で、中世から現代まで、幅広いコレクションを有する“フランス絵画の宝庫”と知られています。

ランス美術館のコレクションの多くも、シャンパンで財を成した富豪たちによって築かれました。

中でも、シャンパン王として名高いポメリー社の社長アンリ・ヴァニエはバルビゾン派や印象派のフランス絵画などを収集しました。

没後の1907年、遺言によって彼の膨大なコレクションがランス市に贈られ、ランス美術館の所蔵品の中核となったのです。

今回の「フランス絵画の宝庫 ランス美術館展」は、同美術館のコレクションから、17世紀のバロック、18世紀のロココ、19世紀のロマン派、新古典派、印象派、ポスト印象派までの作品約70点を展示し、フランス絵画の歴史がたどれようになっています。

会場は4章で構成されています。

第1章「国王たちの時代」
ルイ13世からフランス革命までの時代の作品が紹介されています。

第2章「近代の幕開けを告げる革命の中から」
フランス革命期から19世紀末までの作品を展示。

第3章「モデルニテをめぐって」
「モデルニテ」とは近代的という意味。印象派からポスト印象派までの作品が紹介されています。

第4章「フジタ、ランスの特別コレクション」
今回の展覧会では、レオナール・フジタ(藤田嗣治)にも焦点を当てた展示構成になっています。

フジタは日本で生まれ、1955年にフランスに帰化しました。1959年にノートル=ダム大聖堂で洗礼を受け、1966年にランスに平和の聖母礼拝堂(フジタ礼拝堂)を建立しました。現在は夫人とともにこの礼拝堂に眠っています。日本で最もランス市と縁のある画家と言えます。

今回の展覧会では、この礼拝堂の内壁を飾っているフレスコ画の素描とステンドグラスの下絵が展示されています。フジタファンにとっては見逃せない展示ではないでしょうか。


フランス絵画の宝庫 ランス美術館展
会期
 2017年(平成29年)4月22日(土)から6月25日(日)まで
会場 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
観覧料 一般1300円(1100円)、大学生・高校生800円(650円)、中学生以下無料、シルバー(65歳以上)1100円
※( )内の料金は20人以上の団体料金


 


(PHOTO:Media &Communication編集部 宮川由紀子)


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