アート

Posted on 2017-07-20
「ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより」2018年3月横浜で


オーギュスト・ロダン 《接吻》
1901-4年 ペンテリコン大理石
Tate: Purchased with assistance from the Art Fund and public contributions 1953, image (c)Tate, London 2017 


2018年(平成30年)3月24日(土)から6月24日(日)まで、横浜・みなとみらいの横浜美術館で「ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより」展が開催されます。

世界屈指の西洋近現代美術コレクションを誇る英国テートの所蔵作品の中から、19世紀後半のヴィクトリア朝の神話画から現代の身体表現まで、西洋美術の200年にわたる裸体表現の歴史を紐とく美術展です。

フレデリック・ロード・レイトンが神話を題材として描いた理想化された裸体から、ボナールらの室内の親密なヌード、男女の愛を永遠にとどめたロダンの大理石彫刻《接吻》やシュルレアリスムの裸体表現、人間の真実に肉迫するフランシス・ベーコン、さらにはバークレー・L・ヘンドリックスやシンディ・シャーマンなど、現代における身体の解釈をとおして、ヌードをめぐる表現がいかに時代とともに変化し、また芸術表現としてどのような意味をもちうるのか、絵画、彫刻、版画、写真など約130点でたどります。

昨年新館がオープンした英国国立美術館、テートは1897年の開館以来、世界屈指の近現代美術コレクションと先進的な活動で、常に美術界をリードしています。そのテートのコレクションを見る格好の機会といえるでしょう。

日本初公開されるロダンの≪接吻≫も見逃せない見どころのひとつです。ブロンズ像は国内にもありますが、大理石彫刻の≪接吻≫は、世界に3体しかないものです。

なお、本展覧会は2016年のオーストラリアを皮切りに国際巡回されているもので、ニュージーランド、韓国(2017年8月開催予定)のあと、日本上陸します。

ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより
会期
 2018年(平成30年)3月24日(土)から6月24日(日)まで
会場 横浜美術館

アンリ・マティス《布をまとう裸婦》 1936年 油彩/カンヴァス Purchased 1959 image (c) Tate, London 2017 

ピエール・ボナール《入浴》 1925年 油彩/カンヴァス
Tate: Presented by Lord Ivor Spencer Churchill through the Contemporary Art Society 1930 image (c) Tate, London 2017 




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