アート
Posted on 2017-10-02
山城知佳子氏 大賞を受賞 Asian Art Award 2017 supported by Warehouse TERRADA
アジアを起点に今後国際的な活躍が期待されるアーティストの支援が目的
現代アートアワード「Asian Art Award 2017 supported by Warehouse TERRADA」(主催:一般社団法人 アート東京、特別協賛:寺田倉庫、協力:文化庁)は9月27日、大賞受賞者と特別賞受賞者を決定しました。
本アワードは今年創設されたもので、アジアを起点に今後、国際的な活躍が期待されるアーティストの支援を目的としています。
選考委員5名が、5組のファイナリスト選出し、ファイナリスト展にてそれぞれ新作・準新作を発表、シンガポール・中国から来日した専門家を含む審査員らが、展示作品の最終審査を行いました。
審査会では、日本を拠点に活動をしているアーティストをアジア圏のアートシーンに紹介すること、また日本の社会状況あるいは文化状況に対して批評的な視点でアプローチし表象していること、さらに、それが日本のみならず日本を取り巻くアジア圏について新しい視点や洞察を与えていることを軸に作品の評価が行われました。
最終審査の結果、山城知佳子氏が大賞に選ばれ、賞金とトロフィーが授与されました。
山城氏には、賞金のほかに、副賞としてシンガポールでのアート展(日程:2018年1月)と、「アートフェア東京2018」(日程:2018年3月8日~ 11日、場所:東京国際フォーラム)会場内にて、作品発表の機会が提供されます。
大賞受賞が決まった山城氏は、次のようにコメントしました。
「三面のスクリーンで構成された映像インスタレーション《土の人》を解体し、一面のスクリーンで成り立つ作品へと再構築することで、映画として通用する作品に生まれ変わらせることにチャレンジすることができました。
映画は、より多くの人々に思いを届けることができるメディアですし、『この作品を通じてアジアの方々とつながっていきたい』と思いを込めて作ったので、思いが実現し大変嬉しく思っています」
また、特別賞は谷口暁彦氏が受賞しました。
なお、ファイナリスト5名による「Asian Art Award 2017 supported by Warehouse TERRADA –ファイナスト展」は、10月29日(日)までTERRADA ART COMPLEX(東京・天王洲アイル)で開催しています。
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