アート

Posted on 2017-10-14
信頼できる美術商に出会えるチャンス「2017 東美アートフェア」


会場入口には生け花作品が展示され、伝統あるアートフェアの雰囲気を盛り上げる。


日本美術・東洋美術の古代から現代までの作品が揃う 
一流の美術商が一堂に集うアートフェア「2017 東美アートフェア」(主催:東京美術商協同組会、企画協力:一般社団法人アート東京)が、2017年10月13日(金)~15日(日)の3日間、東京美術倶楽部(東京都港区)で開催中です。

会場である東京美術倶楽部は今年110年を迎え、かつてはジョン・レノン、オノ・ヨーコ夫妻や作家 向田邦子氏、近年では村上隆氏ら多くの芸術家や文化人が訪れています。

今年110年を迎えることから、今年のフェアのテーマは「110年の伝統と信頼」に設定されました。

フェアには約500 軒の所属美術商から厳選された102軒の美術商が出展し、それぞれ選りすぐりの美術品を出品しています。

紀元前からの文明を感じる美術品や中国王朝の華やかな時代を想像できる美術品、日本史の始まりから現代までを眺めるような品々が、ジャンルを超えて一堂に集まっています。

共通することは日本人の目が選び伝えてきたという事実。今につながる日本文化の起源を体感できる、またとない機会です。

日本美術と言えば、この夏にロンドン大英博物館で葛飾北斎展が開催され、富士が描かれた「神奈川沖浪裏」「凱風快晴」などの浮世絵が人気を博したり、9月に雪舟の水墨画「倣夏珪山水図」が84年ぶりに発見されたりと、昨今改めて国内外で注目が集まっています。

「日本のアート市場に関する調査2016」(一般社団法人 アート東京、一般社団法人 芸術と創造)によれば、美術品のジャンル別市場規模は、陶芸(陶磁器)405億円、日本画384億円、工芸209億円、掛軸・屏風180億円、書61億円となっていて、日本独特の美術品ジャンルは美術市場全体の中でも多くを占めています。(※金額は美術関連品市場を除く)

「2017東美アートフェア」は、博物館や美術館に収蔵されていてもおかしくないような貴重な作品も多数出品。普段、手にすることがないような作品を間近に眺め、直接触れ、購入できると同時に、信頼できる美術商に出会えるチャンスです。
(※掲載写真は10月13日に撮影)

入場料:一般1000円 中・高・大学生800円
開場時間:13日11時~20時 14日11時~18時 15日11時~17時
出品物:絵画(日本画、洋画)、陶磁器、茶道具、屏風、蒔絵、彫刻、仏教美術、その他美術工芸品

東京美術倶楽部の1、3、4階に美術商のブースが展開(2階は呈茶席)。各階とも多くの来場者で賑わう。

会場の様子。美術商のブースが会場一杯に展開し、作品を展示している。




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