アート
Posted on 2017-11-03
「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」黄金時代スペインの17世紀絵画コレクション
「プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光」が2018年、東京と兵庫で開催されます。
プラド美術館展はこれまで、「プラド美術館展 スペイン王室コレクションの美と栄光」(2002年)、「プラド美術館展 スペインの誇り 巨匠たちの殿堂」(2006年)、「プラド美術館所蔵 ゴヤ-光と影展」(2011年)、「プラド美術館展-スペイン宮廷 美への情熱」(2015年)と4回開催され、来場者数は合計180万人以上に上ります。
5回目となる今回は、プラド美術館の核であるベラスケスと17世紀絵画コレクションを網羅的に紹介します。
ディエゴ・ベラスケス(1599~1660年)は、スペインのいわゆる“黄金時代”の中心的人物のひとりです。
1623年から没するまでは、マドリードの宮廷を舞台に、国王フェリペ4世を最大の顧客として作品を制作しました。
プラド美術館 スペイン絵画(1700年以前)部長 ハビエル・ポルトゥス氏は「ベラスケスは宮廷での画業を通じて、色彩を基本とし、その“染み”によって描くという非常に独創的な様式を発展させ、現実世界への関心と極めて洗練された物語叙述の作法を融合させた絵画を作り出しました」とコメントしています。
現在は「グローバリゼーション」という言葉が日常的に使われるようになりましたが、近代における最初の国際的な帝国となったのは16~17世紀のスペインでした。
この時代、ベラスケスが仕事をしていたマドリードの宮廷は、アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアにおいて多くの地域を支配していました。
プラド美術館 ミゲル・ファロミール館長は「本展では、この複合的な帝国のすがたを具体的な形にしてみようと試みています」と話します。
その試みとは、スペイン人画家の作品とともに、フランドルやイタリアの画家たちによる作品も紹介することです。
なぜなら、彼らはスペインの歴代君主に仕える臣民であるか、国王たちによって作品を収集された画家たちだからです。
今回のプラド美術館展を見ることで、ベラスケス芸術だけでなく、同時代のスペインおよびヨーロッパの美術との関連についても理解を深めることができるでしょう。
プラド美術館展 ベラスケスと絵画の栄光
会期 2018年(平成30年)2月24日(土)から5月27日(日)まで
会場 国立西洋美術館
観覧料金 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
※( )内は前売料金および20名以上の団体割引料金
2018年2月24日(土)~3月4日(日)は高校生無料観覧日(入館の際に学生証を提示)
〈巡回展情報〉
兵庫展 2018年(平成30年)6月13日(水)~10月14日(日)/兵庫県立美術館(神戸市)
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締め切りは、2018年(平成30年)2月23日24時です。
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