アート

Posted on 2017-11-01
「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」 絵画やコレクターズアイテムを紹介


ハンス・フォン・アーヘン作のコピー 《ハプスブルク家、神聖ローマ帝国皇帝ルドルフ2世の肖像》 1600年前後、油彩・キャンヴァス、スコークロステル城、スウェーデン Skokloster Castle, Sweden 


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2018年(平成30年)1月6日から3月11日まで「神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展」が、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催されます。

プラハに宮廷を構え、神聖ローマ帝国皇帝として君臨したルドルフ2世は、稀代の収集家として、また芸術の庇護者として知られています。

16世紀末から17世紀初頭、彼の宮廷には世界各地から芸術家や学者たちが集結し、優れた芸術作品や科学機器、新たに発見された珍奇な自然物などが集められ、文字通り「驚異の部屋」と呼ぶべき膨大なコレクションが形成されました。

ルドルフ2世のもとに集まってきた芸術家について、今回の美術展のヨーロッパ側監修者 アラン・タピエ氏(元リール美術館館長)は次のようにコメントしています。

「彼らは当時最も有名な人たちではありませんでしたが、最も斬新で博識な芸術家でした。しかも、彼らはドイツ、オランダ、フランドルの出身でしたが、すでローマやフィレンツェで出会っていました。また、北方特有の観察における細やかさと精密さの文化を身も付けていたのです」

今回の展覧会では、ジュゼッペ・アルチンボルドをはじめ、ルドルフ2世が愛好した芸術家たちの作品を中心に絵画作品約80点(版画を含む)と、当時のコレクターズアイテムであった工芸品や天文道具、また天文学や錬金術に関する貴重な資料など約120点あまりを紹介します。

占星術や錬金術にも強い関心を示したルドルフ2世の、時に魔術的な魅力に満ちた芸術と科学の世界が堪能できます。

※本展覧会は巡回展です。Bunkamura ザ・ミュージアム(2018年1月6日~3月11日)のほか、福岡(福岡市博物館、2017年11月3日~12月24日)、滋賀(佐川美術館、2018年3月21日~5月27日)で開かれます。

神聖ローマ帝国皇帝 ルドルフ2世の驚異の世界展
会期
 2018年(平成30年)1月6日(土)から3月11日(日)まで
休館日 1月6日(火)、2月13日(火)
会場 Bunkamura ザ・ミュージアム
入館料 一般1600円(1400円)、大学・高校生1000円(800円)、中学・小学生700円(500円)
※( )内は前売・20人以上の団体

〈他会場情報〉
■福岡市博物館(福岡) 2017年11月3日(金・祝)~12月24日(日)
https://rudolfukuoka.com/
■佐川美術館(滋賀) 2018年3月21日(水・祝)~5月27日(日)
http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/

ジュゼッペ・アルチンボルド 《ウェルトゥムヌスとしての皇帝ルドルフ2世像》 1591年、油彩・板、スコークロステル城、スウェーデン Skokloster Castle, Sweden 

ルーラント・サーフェリー 《花束》 1611-12年頃、油彩・板、リール美術館、フランス Photo ©RMN-Jacques Quecq d’Henripret 

ディルク・ド・クワード・ファン・ラーフェステイン 《ルドルフ2世の治世の寓意》 1603年、油彩・キャンヴァス、プレモントレ修道会ストラホフ修道院、プラハ、チェコ共和国 Royal Canonry of Premonstratensians at Strahov-Strahov Picture Gallery 




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締め切りは、2018年(平成30年)1月5日24時です。

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