歴史 / ライフ

Posted on 2017-11-15
江戸っ子もグルメランキングが好きだった! 特集展示「江戸のグルメ案内」




『江戸買物独案内』より「飲食之部」 口絵と目録(目次) 文政7年(1824)
江戸の買い物ガイドといえる『江戸買物独案内』の食べ物の巻。会席料理を供する料理茶屋だけでなく、茶漬けや蕎麦、鰻の蒲焼、寿司などの店も取り上げられている。口絵の作者は葛飾北斎。


有名料理茶屋の番付を展示
特集展示「江戸のグルメ案内」が、国立歴史民俗博物館(千葉・佐倉市)の総合展示第3展示室副室において、2018年(平成30年)1月5日から2月4日まで開催されます。

こんにち、東京はミシュランガイドで最多の星付きレストラン数を誇る、世界に冠たるグルメ都市ですが、江戸末期の番付や錦絵にも、江戸市中の食の名店である料理茶屋(今の料亭に相当)に関する情報が豊富に取り上げられています。

食にこだわる東京人の歴史は、江戸時代にまでさかのぼれると言えるかもしれません。

今回の展示におけるひとつの核が番付類です。

江戸時代は番付文化の時代であり、相撲の番付に模して、いろいろな物事を格付けすることが流行しました。

江戸市中の有名料理茶屋の番付は数多く残されており、人々の関心の高さがうかがわれます。

展示のもうひとつの核が、歌川広重の「江戸高名会亭尽(えどこうめいかいていづくし)」です。

広重が天保(1830~44)後期に描いた錦絵ですが、こうした錦絵が出版されていたことからも、料理茶屋が名所としても認識されていたことを知ることができます。

今回の展示では、この中から料理描写の豊かなものを中心に展示されます。

ほかにも、絵双六や「江戸名所図絵」なども加え、料理茶屋の情報がビジュアル的に伝えられた様子を紹介します。

特集展示「江戸のグルメ案内」
会期
 2018年(平成30年)1月5日(金)から2月4日(日)まで
会場 国立歴史民俗博物館 総合展示 第3展示室副室
料金 一般420円、高校生・大学生250円、中学生以下無料
※毎週土曜日は高校生入館無料

江戸高名会亭尽 山谷 八百善 天保(1830~44)後期~末期
江戸の料理茶屋の筆頭株ともいえる八百善の座敷のようすが描かれている。長押には江戸南画の大家である谷文晁の描いた額がかかっている。



新版御府内流行名物案内双六 江戸末期
江戸の料理茶屋をはじめ、さまざまな食べ物屋をテーマにした絵双六。上段中央の「上り」に近いマスほど高級な店が多く、一種の格付けがなされている。


※画像はすべて国立歴史民俗博物館蔵


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