アート

Posted on 2018-05-28
最新メディアアートを体験しよう! ICC常設展「オープン・スペース 2018 イン・トランジション」




宇治野宗輝《ライヴズ・イン・ジャパン》2018年
©UJINO Courtesy of YAMAMOTO GENDAI 撮影:木奥惠三 


“移行期=イン・トランジション”におけるメディアアート作品
東京・西新宿にあるNTTインターコミュニケーション・センター(以下ICC)では、常設展示内容を大幅に入れ替えて「オープン・スペース 2018 イン・トランジション」展を開催中です。

常に変化していく現在のテクノロジーの状況を「移行期(in transition=イン・トランジション)」と捉え、その移り変わりの中に、未来のビジョンを見出すメディア・アート作品の展示を行っています。

会場には国内外のアーティストの作品が展示されています。主な作品を紹介しましょう。

<宇治野宗輝(うじのむねてる)《ライヴズ・イン・ジャパン》2018年>
宇治野宗輝は、家電やエレキギターなどを組み合わせたオブジェと、それらをモーター制御によって動かして“パフォーマンス”させる作品で知られます。

その根底には、大量消費・大量廃棄社会や、日本の輸入文化受容のあり方へのアイロニーが満ちています。

「オープン・スペース 2018 イン・トランジション」では、和室など日本の住空間でオブジェがパフォーマンスする様子を捉えた映像作品《ライヴズ・イン・ジャパン》と、対になる映像作品《プライウッド・シティ・ストーリーズ1》(2017)および《プライウッド・シティ・ストーリーズ2》(2018)をあわせて展示します。

<大脇理智(おおわきりち)+YCAM(ワイカム)《The Other in You》2017年>
コンテンポラリー・ダンスの新しい鑑賞方法を目指して開発・制作されたもので、ヘッド・マウント・ディスプレイを装着し、触覚デバイスに手を触れた状態で体験します。

体験者は、仮想空間内でダンサーと同じステージに身を置いてパフォーマンスを鑑賞しています。

鑑賞しているうち、視点が一人称視点から三人称視点に幽体離脱するようにスライドしていき、他者と自分の境界が変容していくかのような経験をすることになります。

大脇理智+YCAM《The Other in You》2017年
写真提供:山口情報芸術センター[YCAM] 



<徳井直生(とくいなお)+Qosmo(コズモ《Imaginary Soundscape》2018年>
鑑賞者がGoogleストリートビュー上である地点を選択すると、架空のサウンドスケープ(音の風景)が流れてきます。

サウンドスケープは、大量の動画と音の関係を学習したAIがあらかじめ用意した無数の環境音から最も風景に合った音を検索した結果として生成されたものです。

人間は風景や写真から、その場の音を想像することがあります。

これは、そのような無意識の行為に焦点を当てた作品です。

Qosmo《Imaginary Soundwalk》2018年(参考図版) 



これらの作品のほかにも、岩井俊雄(いわいとしお)、エキソニモ、岡ともみ、永田康祐(ながたこうすけ)らのメディアアート作品が展示されています。

また、大学など研究機関の研究成果を紹介するコーナーや、NTTの研究所の先端的な取り組みを紹介する「連携プロジェクト展示」も展開中です。

《触覚コンテンツ配信に向けて—Haptic TV》2018年 制作:NTTコミュニケーション科学基礎研究所 




ICC常設展「オープン・スペース 2018 イン・トランジション」
会期
 2018年(平成30年)6月2日(土)から2019年(平成31年)3月10日(日)まで
開場時間 午前11時から午後6時まで
休館日 毎週月曜日(祝日の場合翌火曜日、但し2月11日は休館、2月12日は開館)、年末年始(12月28日~1月4日)、ビル保守点検日(8月5日、2月10日)
※休館日以外も開館時間の変更および休館の場合があります。
会場 NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)
入場料 無料




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