アート
Posted on 2018-06-20
古代ギリシャ・ローマとルネサンスで追求された身体表現を紹介「ミケランジェロと理想の身体」
ミケランジェロの彫刻作品2作が初来日
2018年(平成30年)6月19日(火)から9月24日(月・休)まで、東京・上野の国立西洋美術館で「ミケランジェロと理想の身体」が開催されます。
古代ギリシャ・ローマとルネサンスで追求された身体表現を紹介する美術展です。
古代とルネサンスの美術は、男性美を通して深く結びついています。
古代ギリシャ人は長い年月をかけて理想の美を追い求めましたが、そこで最も重要な役割を担っていたのは男性裸体彫刻でした。
男性の裸体表現は美の規範を示していました。
一方、古代ギリシャ・ローマ美術を基礎として生まれたルネサンス美術で、とりわけ大きな影響を与えたのは、フィレンツェやローマで目にすることのできた数々の古代彫刻です。
ルネサンスにおいて古代美術を学ぶことは、男性の理想的な身体を表現することを意味していました。
今回の展覧会は、ルネサンス美術がよりどころとした古代彫刻の根幹をなしている男性美に焦点を当てた画期的なものです。
大きな見どころは、ルネサンスで最も徹底的に男性の身体を追求したミケランジェロの彫刻作品です。
世界に約40点しか現存しないミケランジェロの大理石彫刻のうち、50代半ばに制作され、ダヴィデなのかアポロなのかいまだ神秘のベールに包まれる《ダヴィデ=アポロ》と、スペイン内戦で破壊されましたがその後修復され、2013年に復活した作品《若き洗礼者ヨハネ》の傑作2点が日本初公開されます。
この2点については、360度見られるように展示されます。
また、古代ギリシャ・ローマとルネサンスの作品約70点により、ミケランジェロや当時の芸術家たちが創りあげた、理想の身体美の表現に迫ります。
古代とルネサンスの美術を、年齢の異なる身体、相貌の表現、アスリートと戦士、神々と英雄といった観点から比較しながら、両時代の特徴を明らかにします。
また、ミケランジェロを敬愛するルネサンス以降の芸術家たちの作品も登場します。
古代彫刻の傑作《ラオコーン》のほぼ原寸大の大理石による模刻も出品されます。16世紀後半にヴィンチェンツォ・デ・ロッシによって制作された迫力ある作品です。
ミケランジェロと理想の身体
会期 2018年(平成30年)6月19日(火)から9月24日(月・休)まで
会場 国立西洋美術館
観覧料 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
※( )内は前売および20人以上の団体料金
■■■■たくさんのご応募ありがとうございました。締め切りました。「ミケランジェロと理想の身体」招待券プレゼント■■■■
「ミケランジェロと理想の身体」の開催を記念して、招待券をMedia & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。
以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。
締め切りは、2018年(平成30年)7月16日24時です。
※Media & Communication のプライバシー・ポリシーはこちらをご覧ください。
Related Posts