アート

Posted on 2018-08-17
「芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」西井正氣氏のコレクションで堪能




 


東京・中村橋の練馬区立美術館で「芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師」が開催中です(8月5日(日)から9月24日(月・休)まで)。

芳年のコレクションとしては質量ともに世界屈指とされる西井正氣氏の収蔵品の中から選りすぐりの263点で、芳年の画業の全貌を紹介するものです。

月岡芳年(天保10年~明治25年・1839~92)は江戸に生まれ、12歳で武者絵の名手、歌川国芳に入門。

幕末は武者絵を中心に、美人画、戯画など師の風に倣った作品を発表してきましたが、明治維新のきな臭い時代背景を通して、武者絵からリアルな戦闘画へと変化を見せます。

この頃の作品をして“血みどろ絵”、“無惨絵”の芳年としたイメージが後世まで強く持たれてきました。

一時期、神経を病んでいたこともこうした印象に拍車をかけていたのかもしれません。

しかし、それは一時のこと。“大蘇”と名乗り出してからは、新聞挿絵や西南戦争に取材した作品、歴史画・風俗画などで、人気浮世絵師への階段を一気に駆け上ります。

晩年の10年間に描いた錦絵は芳年画を印象付ける名作・代表作揃いで、最期まで武者絵や物語絵の可能性にこだわり続けた、まさに“最後の浮世絵師”と呼ぶにふさわしい画業を展開しました。 

展示構成は次のとおりです。

第一章 国芳ゆずりのスペクタクル-江戸のケレン
第二章 葛藤するリアリズム
第三章 “大蘇芳年”―蘇りの時代
第四章 “静“と”動”のドラマ

 



 



 


※掲載写真は2018年8月4日に行われた特別鑑賞会で撮影したものです。

展覧会名:芳年―激動の時代を生きた鬼才浮世絵師
会期
 2018年(平成30年)8月5日(日)から9月24日(月・休)まで
開館時間 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)※会期中展示替えがあります。
休館日 月曜日(ただし、9月17日(月・祝)は開館、翌18日(火)は休館)
主催 練馬区立美術館(公益財団法人練馬区文化振興協会)/日本経済新聞社
観覧料 一般1000円、大高生・65~74歳800円、中学生以下・75歳以上無料

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