アート
Posted on 2018-08-23
アジアの近代美術から現代美術への転換期を焦点にした初の展覧会
東アジア・東南アジア・南アジアの多様なアヴァンギャルド・アートが一堂に
2018年(平成30年)10月10日(水)から12月24日(月・休)まで、東京・竹橋の東京国立近代美術館で「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960 -1990年代」が開催されます。
東アジア・東南アジア・南アジアという広範囲を対象に、1960年代から1990年代に発生した近代美術から現代美術への転換期に焦点をあてる初の展覧会です。
東京国立近代美術館、韓国国立現代美術館、シンガポール国立美術館、ならびに国際交流基金アジアセンターによる、アジアの戦後美術を再考する5年に及ぶ国際共同プロジェクトの集大成です。日本で開幕し、その後2019年にかけて、韓国とシンガポールに巡回します。
展示されるのは日本、韓国、台湾、中国、香港、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、インドなど、10を超える国と地域の90組以上の作家による作品約140点です。
絵画、彫刻、版画、写真、映像、パフォーマンス、インスタレーションなど、多様なアヴァンギャルド・アートが一挙に紹介されます。
この時期のアジアは、植民地支配からの独立と急速な近代化、東西冷戦によるイデオロギーの対立やベトナム戦争の勃発、民族間の対立や民主化運動の高揚など、社会を揺るがす大きな出来事が続きました。
その時代を生きたアーティストたちが、自らの生きるローカルな現実にとって「美術」とは何かを問いかけ、既存のジャンルにとどまらない表現方法を開拓した末に生まれた、挑戦的かつ実験的な作品の数々です。
展示は時系列や国・地域の枠にとらわれず、テーマごとに分類した次の3章から構成されます。
1「美術」を問い直す …新たな表現方法の開拓
2 芸術家と「都市」 …新しいアートが展開した場
3 新しい「連帯」を求めて …アーティスト・グループの誕生
また、展覧会の全体像を理解しやすいよう、今回取り上げるアジアの地域とその複雑な社会背景を紹介するイントロダクションが設けられます。
アジアとの新たな関係を築くヒントにつながる展覧会です。
アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960 -1990年代
会期 2018年(平成30年)10月10日(水)から12月24日(月・休)まで
会場 東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー
観覧料 一般1200円(900円)、大学生800円(500円)、高校生以下無料
※( )内は20人以上の団体料金
リピーター割引 本展覧会使用済み入場券を見せると2回目以降は特別料金で観覧できます(一般500円、大学生250円)
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締め切りは、2018年(平成30年)10月9日24時です。
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