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Posted on 2018-10-12
特集展示「紀州徳川家伝来の楽器-琵琶Ⅱ」 江戸後期・大名を中心とした音楽文化




琵琶(銘「白鳳」) 国立歴史民俗博物館蔵
嵯峨天皇(786-842)が兵庫の鶴林寺に寄進したとの伝承をもつ由緒正しい琵琶 


歴博所蔵の紀州徳川家伝来楽器コレクションから琵琶を特集
千葉県・佐倉市の国立歴史民俗博物館で特集展示「紀州徳川家伝来の楽器-琵琶Ⅱ」が開催されます(会期:2018年10月30日から12月9日まで)。

同館が所蔵する紀州徳川家伝来楽器コレクションは、主として紀州藩の第10代藩主徳川治宝(はるとみ)によって収集されたものと伝えられているものです。

今回はその中から琵琶を取り上げ、楽器の付属品や関連資料とともに展示します。

見どころはコレクションの中で最も古い伝来を持つ「白鳳」とともに、この琵琶が実際に演奏された様子を描く「赤阪御薗積翠池試楽并記」が展示されることです。

徳川治宝は意欲的な文化政策を推進したことで有名です。

後に伝えられたところによれば、特別に勅許を得て黄金5万両を投じ、国内外、古今の楽器を集めたといいます。

同コレクションは楽器のみならず、楽譜、調律具、収納袋さらには楽器にまつわる付属文書なども含まれており、楽器史や音楽史上極めて重要な資料です。

江戸後期の大名家を中心とした音楽をめぐる文化の一端を窺い知る機会です。


特集展示「紀州徳川家伝来の楽器-琵琶Ⅱ」
会期
 2018年(平成)10月30日(火)から12月9日(日)まで
会場 国立歴史民俗博物館 第3展示室(近世)副室
料金 一般420円(350円)、高校生・大学生250円(200円)、中学生以下無料
※(  )内は20名以上の団体
※総合展示もあわせてご覧になれます。
※毎週土曜日は、高校生の入館が無料
※11月3日(土・祝)は明治150年記念として入館が無料です。
※障がい者手帳保持者は手帳提示により、介護者と共に入館無料
※高校生および大学生の方は学生証等要提示

赤坂御薗積翠池試楽図并記(部分)(国立歴史民俗博物館蔵)
享和3年(1803)年10月、治宝が江戸の紀州藩邸において催した管弦の様子を描いたもの。舟上に琵琶を演奏する人物が表される。文化2年(1805)住吉廣尚筆、紀三冬跋 






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