アート

Posted on 2018-10-22
【美術展レビュー】アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960 -1990年代






アジアのアバンギャルドアートを国を超えた枠組みで比較
「アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960 -1990年代」(以下、「アジアにめざめたら」展)は、アジアにおける近代美術から現代美術へと移行する転換点を、トランスナショナルな(複数の国民国家にまたがる)枠組みの中で比較する展覧会だ。

東京国立近代美術館、韓国国立現代美術館、ナショナル・ギャラリー・シンガポールによって共同企画された。

今回の展示は、過去のふたつの展覧会、ひとつは2005年から2006年にかけ開催された「アジアのキュビズム」、および2010年の「アジアのリアリズム」とつながる展覧会だ。

「アジアにめざめたら」展は、「構造を疑う」「アーティストと都市」「新たな連帯」の3つのセクションで構成されている。

ひと目のセクション「構造を疑う」は、美術の定着が拡張しシフトする様子を、以下の3項目で紹介する。

1 美術の境界
2 再物質化
3 メディアとしての身体

ふたつ目のセクション「アーティストと都市」では 、第二次世界大戦以降、近代化が進んだアジアの各都市における芸術家たちの活動を、以下の2項目で紹介する。

1 資本主義批判
2 都市生活を撹乱する

3つ目の「新たな連帯」セクションは、以下の4項目で構成されている。

1 アートアクティヴィズムと社会運動
2 集団行動とアートの実験
3 ジェンダーと社会
4 歴史と新たな連帯を再考する

今回の展覧会は、アジアの各都市をまたぐ「比較」というアプローチが取られた。

アジア各都市では、急進的な芸術実践グループが活動したが、展示からそれらの芸術実践のエネルギーを感じることができた。

(TEXT&PHOTO / Media & Communication 蓬田修一)


アジアにめざめたら:アートが変わる、世界が変わる 1960-1990年代
会期
 2018年(平成30年)10月10日(水)から12月24日(月・休)まで
会場 東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー
観覧料 一般1200円(900円)、大学生800円(500円)、高校生以下無料
※( )内は20人以上の団体料金
リピーター割引 本展覧会使用済み入場券を見せると2回目以降は特別料金で観覧できます(一般500円、大学生250円)


 



 



 



 



 



 



 



 



 





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