アート

Posted on 2019-04-27
東京都現代美術館の「リニューアル・オープン記念展」


鶴岡政男 《重い手》 1949年 


実験精神あふれる作品を現在の創造につながる視点で紹介
2019年(平成31年)3月29日(金)から6月16日(日)まで、東京・木場の東京都現代美術館で所蔵作品を大規模に紹介する「リニューアル・オープン記念展」が開催中です。

記念展は企画展「百年の編み手たち - 流動する日本の近現代美術 -」と、コレクション展「MOTコレクション ただいま/ はじめまして」の2つで構成されています。

企画展「百年の編み手たち - 流動する日本の近現代美術 -」は、同館のコレクションを核に、1910年代から現在までの百年にわたる日本の美術について、日本の近現代の創造を、新旧の多様な表現や技術を編集し、社会と創造的な関係を切り結んできた「編み手たち」による試み、という側面から再考します。

企画展示室全てを使い、実験精神あふれる作品の数々を、現在の創造につながる視点で紹介するのは、今回が初めてです。

ハイブリッドな性格をもつ日本における創造のありようそのものを主題とする、先駆的な制作のあり方が見える内容です。図書室の創作版画誌や特別文庫など戦前からの貴重な資料も紹介されます。

一方、コレクション展「MOTコレクション ただいま/ はじめまして」は、3年弱に及ぶ休館中に、新たに収蔵された約400点の作品の展示が中心です。その第一弾では、主に2010年代に制作された作品群に焦点が当てられます。

リニューアル・オープン記念展
企画展「百年の編み手たち - 流動する日本の近現代美術 -」
「MOTコレクション ただいま/ はじめまして」
会期
 2019年(平成31年)3月29日(金)から6月16日(日)まで
会場 企画展:東京都現代美術館 企画展示室 3F/1F/地下2F、コレクション展:東京都現代美術館 コレクション展示室 1F / 3F
観覧料 企画展:一般1300円(1040円)、大学・専門学校生・65歳以上900円(720円)、中高生600円(480円)、小学生以下無料、コレクション展:一般500円(400円)、大学・専門学校生、400円(320円)、高校生・65歳以上250円(200円)、中学生以下無料
※企画展のチケットでコレクション展も観覧できます。
※( )内は20人以上の団体料金

横尾忠則 《腰巻お仙》(劇団状況劇場) 1966年 

森村泰昌 《肖像(少年1、2、3)》 1988年 

泉太郎 《ステーキハウス》 2009年 

棚田康司 《雨の像》 2016年 




Tags:
Posted in アート | Comments Closed

Related Posts