「国宝燕子花図屏風 2011」根津美術館で。震災の影響で「KORIN展」内容を変更。

アート

Writer:蓬田(よも)修一

根津美術館で開催が予定されていた開館70周年記念特別展Ⅰ「KORIN展」は、東北関東大震災にともなう諸事情を考慮し、米国・メトロポリタン美術館所蔵「八橋図屏風」の出展を延期することになりました。

このため、「KORIN展」として予定されていた展覧会は、展示内容を変更したコレクション展「国宝燕子花図屏風 2011」として開催いたします。

会期は、2011年4月16日から5月15日で、変更ありません。

「国宝燕子花図屏風 2011」では、平安時代の歌物語『伊勢物語』に発想源をもつ同館所蔵の国宝「燕子花図屏風」（尾形光琳筆　江戸時代）を中心に、和歌と密接に結びついた作品や古典文学を題材とした物語絵、江戸時代の草花図の数々が展示されます。

展示内容の変更にともない、入館料は1200円から1000円となり、予定されていた夜間開館は中止となります。

「KORIN展」の前売券は、払い戻しに応じます。

なお、｢KORIN展｣は、2012年春の開催をめざしています

国宝燕子花図屏風 (右隻) 尾形光琳筆根津美術館蔵

国宝燕子花図屏風 (左隻) 尾形光琳筆根津美術館蔵

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