出版

Posted on 2011-05-31
アマゾン 出版事業を本格化へ


Writer:蓬田(よも)修一

アマゾンが、出版社として本格的に動き始めました。

日経新聞2011年5月30日付けによると、大物パブリッシャーとして有名なローレンス・カーシュバウム氏を、出版部門の発行人として迎えると発表しました。

オフィスも、出版社が集まるニューヨークに開設するといいます。

アマゾンは書籍の小売だけでなく、すでに以下の5つの出版レーベルを保有しています。

1. AmazonEncore(アマゾン アンコール) 新しい作家の発掘。主力レーベル
2. Montlake Romance(モントレイク ロマンス) ロマンス本
3. Thomas&Mercer(トーマス&マーサー) スリラーやミステリー専門
4. AmazonCrossing(アマゾン クロッシング) 海外作品を翻訳して紹介
5. The Domino Project(ドミノ・プロジェクト) ビジネス書の人気作家セス・ゴーディン氏の著作

アマゾンの出版サービスというと、Kindle Digital Text Platform(DTP)を思い出すかたも多いでしょう。

これは自費出版サービスで、現在はKindle Direct Publishingと呼ばれています。

出版物はKindle Storeで販売することができ、しかも印税は70%です。

Kindle Direct Publishingは、新人作家の発掘の場としても機能しています。

今回、アマゾンに迎えられたローレンス・カーシュバウム氏は、新規出版レーベルを統括するといいます。

カーシュバウム氏の参加は、アマゾンの出版ビジネスへの本気度を示していると言えるでしょう。

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