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Posted on 2012-11-04
【話題の本】「100円のコーラを1000円で売る方法②」(永井孝尚著・中経出版) 発売即8万部突破!!
Writer:蓬田(よも)修一
「100円のコーラを1000円で売る方法②」が好評発売中です。シリーズ2作目となる本書のテーマは「競争戦略」ですが、その背後にあるテーマは「成功体験からの脱却」です。
1990年のバブル崩壊で終わった日本の高度経済成長。しかしその後の20年間、日本経済が苦しみ続けているひとつの要因は、私たちがいまだに過去の成功体験にとらわれていることにあります。
そこで本書では、この「成功体験からの脱却」を実現するために、
・網羅思考から、仮説思考・論点思考へのシフト
・すべてやる思考から、『やらないこと』をあえて決断する思考へのシフト
・成功体験にこだわる同質集団から、成功体験に囚われない多様性な集団へのシフト
といった「3つのシフト」についてご紹介しています。(著者あとがきより)
主な内容
ラウンド1 業績悪化の真犯人は誰だ?
――日本型コンセンサスの落とし穴
ラウンド2 なぜマクドナルドはリーダーであり続けるのか
――弱者の差別化戦略と強者の同質化戦略
ラウンド3 実験は結論からはじめろ
――PDCAの本質とストーリー戦略
ラウンド4 “あらゆる事態”にはそなえるな
――網羅思考のワナ
ラウンド5 「平等から公平へ」シフトしたパナソニック
――仮説思考と論点思考
ラウンド6 マツダがガソリン車でハイブリッド車に対抗できた理由
――弱者に不可欠な「選択」と「集中」
ラウンド7 ローコストキャリアが大手航空会社に勝つ方法
――「やらないこと」を決める差別化戦略
ラウンド8 「1+1+1=3」を超えるチームづくり
――ミンツバーグの創発戦略
ラウンド9 撤退する勇気
――トレードオフの見きわめ方
ラウンド10 社員14人でシェア80%を握るコミーの戦略
――参入障壁の築き方
著者紹介 永井 孝尚(ながい たかひさ)
日本アイ・ビー・エム株式会社ソフトウェア事業部SWGイネーブルメントマネジャー。1984年に慶應義塾大学工学部卒業後、日本アイ・ビー・エム入社。1991年よりIBM大和研究所の商品プランナーとしてグループウェア製品を企画し立ち上げるもバブル崩壊で大苦戦。マーケティングプロモーションの傍ら、セールスとして全国を飛び回り、3年間で多くの大規模プロジェクトを獲得する。1996年にはグループウェア製品開発チームのマネージャーとしてお客様をサポート。
1998年よりマーケティング・マネージャーに転じて、CRMソリューションのマーケティング戦略立案・実施を担当。バリュープロポジションに基づいたマーケティング施策の推進により、日本市場シェア1位と市場認知度1位獲得に貢献。同社ソフトウェア事業部で事業戦略を担当後、現在は同事業部のスキル開発責任者として活動中。
著書に20万部のベストセラーとなった『100円のコーラを1000円で売る方法』『残業3時間を朝30分で片づける仕事術』(以上、中経出版)、『バリュープロポジション戦略50の作法』(オルタナティブ出版)などがある。
著者:永井孝尚
定価:1,470円(税込)
発行:中経出版
ページ数:224
初版発行:2012年9月
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