アート

Posted on 2010-09-18
森アーツセンターギャラリーで「北原照久の超驚愕現代アート展」


山下信一「雲母レイラ」

森アーツセンターギャラリー(東京・六本木)で、2010年10月9日(土)から11月7日(日)まで、「北原照久の超驚愕現代アート展 驚く・あきれる・楽しめる!もうひとつの北原コレクション」が開催されます。

同展は、ブリキのおもちゃコレクターの第一人者である北原照久氏のコレクションから、とくに現代アートにスポットを当て、北原氏の心をときめかせた現代アート作家約30名の作品を展示する展覧会です。

ヤングジャンプ(集英社)で「金の熊賞」グランプリを受賞したフィギュア作家の山下信一や、キネトスコープ・オートマタ(自動からくり箱)を制作する武藤政彦など、世界で認められている作家コレクションを多数展示。

作り手の情熱や技術が詰まった、一つ一つに心を奪われるようなオリジナリティ溢れる作品に出会えることでしょう。

この記事の冒頭にある作品は、山下信一氏の「雲母レイラ」。

 山下氏は、1966年佐賀県生まれ。 大阪芸術大学で彫塑を専攻するかたわら、フィギュアの原型師、模型雑誌ライターとして活躍を開始。集英社雑誌ヤングジャンプ「金の熊賞」グランプリ、リクルート社「FROM A THE ART」大賞を受賞しました。

和装、洋装の天使のオブジェシリーズ、そして近年は透明ケースに入れられた少女の精巧なフィギュアのシリーズを意欲的に制作、東京都内でも個展を開催しています。


ほかにも、こんな作品が展示されます。

横尾忠則  「腰巻お仙」。

横尾氏は、1936年兵庫県生まれ。 神戸新聞社にてグラフィックデザイナーとして活動後、独立。 1980年にニューヨーク近代美術館にて開催されたピカソ展に衝撃を受け、その後、画家宣言。

以降、数多くの展覧会や海外からの招待出品により、確固たる世界的評価を確立。現在、100以上もの世界主要美術館でコレクションされています。

松井えり菜  「ふたつのきもち」。

松井氏は、1984年岡山県生まれ。 美大受験のために通っていた立川美術学院の文化祭で大賞を受賞。その作品がきっかけとなりカルティエ現代美術財団でのグループ展「わたしはそれを夢見る」に参加し堂々の国際デビューを果たしました。

2007年に初個展となる「わたしの小宇宙(コスモ)」を山本現代にて開催。同年11月にバルセロナのジョアン・ミロ財団で個展を行うなど精力的に活動中。 現在、東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画在籍中です。

荒木博志  アンプ部分「KING OF AUDIO Ⅱ」   スピーカー部分「OSKAR PHILIPS」。

荒木氏は、1956年広島県生まれ 1978年東海大学動力機械工学科を卒業後、人形作家四谷シモンと自動人形を制作。イス、カメラ、オーディオなどを従来の形にとらわれない個性あふれる姿で表現しています。

1995年「荒木博志のエクスタティックメカニズム」(現代美術館・名古屋)、1996年広島県立運転免許センターモニュメント制作など精力的に作品を発表しています。

北原照久(きたはら てるひさ)プロフィール  

1948年東京生まれ。ブリキのおもちゃコレクターの第一人者として世界的に知られている。大学時代にスキー留学したヨーロッパで、ものを大切にする人たちの文化に触れ、古い時計や生活骨董、ポスター等の収集を始める。その後、知り合いのデザイナーの家で、インテリアとして飾られていたブリキのおもちゃに出会い、興味を持ち収集を始める。地方の玩具店などに眠っていたブリキのおもちゃを精力的に収集し、マスコミにも知られるようになる。 1986年4月、横浜山手に「ブリキのおもちゃ博物館」を開館。2003年11月より6年間、フロリダディズニーワールドにて「Tin Toy Stories Made in Japan」のイベントを開催。2006年4月より「横浜人形の家」プロデューサーに就任。現在、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」に鑑定士としてレギュラー出演、また、CM、各地での講演会、トークショー等でも活躍中。
第24回「2007年ベストジーニスト」受賞 2007年度「横浜文化賞」受賞株式会社トーイズ代表取締役/株式会社トイズプランニング代表取締役横浜ブリキのおもちゃ博物館館長/横浜人形の家 プロデューサー

入場料 :大人1,500円 / 高校・大学生800円 / 4歳〜中学生500円 (前売り券の販売は行っておりません。当日チケット売り場でお買い求め下さい)

 公式ホームページ


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