アート

Posted on 2013-11-15
世界で注目の写真家「ジョセフ・クーデルカ展」 東京国立近代美術館でアジア初の回顧展



Editor:蓬田(よも)修一

2013年11月6日(水)から2014年1月13日(月・祝)まで、東京国立近代美術館 企画展ギャラリーで「ジョセフ・クーデルカ展」が開催中です。  

1938年チェコスロヴァキア生まれのジョセフ・クーデルカは、今日世界で最も注目される写真家の一人です。本展はアジアでは初の回顧展で、その初期から最新作までを紹介するものです。

1階企画展ギャラリーの大空間に、代表的なシリーズ「ジプシーズ」「エグザイルズ」を含む約280 点が展示され、見ごたえ十分です。

構成は次のとおりです。

1 初期作品 Beginnings 1958-1961
2 実験 Experiments 1962-1964
3 劇場 Theater 1962-1970
4 ジプシーズ Gypsies 1962-1970
5 侵攻 Invasion 1968
6 エグザイルズ Exiles 1970-1994
7 カオス Chaos 1986-2012

なお、会期中は同館の所蔵作品展「MOMATコレクション」で、クーデルカと同年生まれの森山大道の初期代表作「にっぽん劇場」全100 点が展示されています。入館当日に限り、無料で見られます。

■ジョセフ・クーデルカ Josef Koudelka
1938年チェコスロヴァキア、モラビア生まれ。1961年プラハ工科大学卒業。技師の仕事のかたわら舞台写真などを撮影。またチェコスロヴァキア各地でジプシーたちを撮影。1968 年ワルシャワ条約機構軍のプラハ侵攻を撮影。その写真は、本人および家族への報復の懸念から、P. P. (「プラハの写真家」のイニシャル)名義で発表され、1969 年、匿名のまま国際報道クラブによりロバート・キャパ賞が授与された。

1970 年に英国に移住。1971年国際的な写真エージェンシーである「マグナム」に加入(1974 年正会員)。1980 年渡仏。1987年帰化。『ジプシーズ』(1975年)、『カオス』(1999年)などの写真集や展覧会多数。

1978年には優れた写真家に贈られるナダール賞を受賞、またアンリ・カルティエ= ブレッソン賞(1991年)、ハッセルブラッド国際写真賞(1992年)など多くの写真賞を受賞しているほか、フランス芸術文化勲章(1992 年シェヴァリエ、2002 年オフィシエ)、チェコ共和国功労章(2002 年)を授与された。

「ジョセフ・クーデルカ展」
会期
 2013年11月6日(水)から2014年1月13日(月・祝)まで
会場 東京国立近代美術館 企画展ギャラリー(1階)
観覧料 一般850(600)円、大学生450(250)円、高校生以下および18 歳未満は無料
※( ) 内は20 名以上の団体料金、いずれも消費税込。
※上記料金で入館当日に限り、同時開催の「現代のプロダクトデザイン-Made in Japan を生む」展、所蔵作品展「MOMAT コレクション」も見られます。
問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

休館日、開館時間など詳細は「ジョセフ・クーデルカ展」 公式サイトでご確認ください。


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開催を記念して、「ジョセフ・クーデルカ展」招待券を、Media & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2013年11月30日24時です。

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