アート
Posted on 2014-05-15
「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」東京・六本木の国立新美術館で
Writer:宮川由紀子
2014年6月18日(水)から9月1日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」が開催されます。
1909年にパリで鮮烈なデビューを果たしたバレエ・リュス(ロシア・バレエ)は、革新的なステージにより一世を風靡した伝説のバレエ団です。
主宰者セルゲイ・ディアギレフ(1872-1929)の慧眼により、同バレエ団はワツラフ・ニジンスキー(1889-1950)をはじめとするバレエ・ダンサーや振付家に加え、20世紀を代表する作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)ら数々の新しい才能を輩出しました。
ロシアのエキゾティシズムとして人気を集めたバレエ・リュスは、やがてピカソやマティス、コクトー、ブラック、ローランサン、シャネルら、当時パリで活躍していた前衛の若手アーティストを取り込み、新しいスタイルの「総合芸術」として、バレエだけでなく美術やファッション、音楽の世界にも革新と興奮をもたらし、大きな影響を与えました。
本展では、オーストラリア国立美術館が有する世界屈指のバレエ・リュスのコスチューム・コレクション32演目、約140点の作品を中心に、デザイン画や資料などとあわせて、これまでにない規模でその魅力の全貌が紹介されます。
構成は次のとおりです。
I.初期 1909-1913年 (ロシア・シーズン)
II.中期 1914-1921年 (モダニズムの受容)
III.後期 1921-1929年 (モンテカルロ)
IV.バレエ・リュス解散後 (バレエ・リュス・ド・モンテカルロを中心に)
見どころは次のとおりです。
現代の芸術、ファッションの源泉―
豪華な顔ぶれのアーティストたちが関わった伝説のバレエ団
20世紀を代表する画家パブロ・ピカソ(1881-1973)やアンリ・マティス(1869-1954)、ジョルジョ・デ・キリコ(1888-1978)、20世紀を代表する作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキー(1882-1971)、ファッション界の革命児ココ・シャネル(1883-1971)……。多くの前衛アーティストたちがバレエ・リュスに参画し、音楽や舞台装置、衣装デザインを手がけました。
空前絶後! バレエ・リュスのコスチュームを大規模に紹介する
日本で初めての展覧会
考え抜かれたデザインやカット、構造、鮮やかな色彩、装飾……バレエ・リュスの衣装は、それを身に着けたダンサーの動きに、さらなる視覚的なインパクトを付与するものでした。錚々たる顔ぶれのアーティストたちによってデザインされた斬新で煌びやかなバレエ衣装が展示されます。
オーストラリア国立美術館が有する
世界屈指のバレエ・リュス衣装コレクション
オーストラリア国立美術館が有する世界屈指のバレエ・リュス衣装コレクションが一堂に会する、貴重な機会となります。本展覧会では、約40年かけて丁寧に修復されたコスチュームが、オーストラリア国外で初めてまとまった形で展示されます。
魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
会期 2014年6月18日(水)から9月1日(月)まで
会場 国立新美術館 企画展示室1E
休館日 毎週火曜日 ただし8月12日(火)は開館
開館時間 10時から18時まで 金曜日、8月16日(土)、23日(土)、30日(土)
は20時まで(入場は閉館の30分前まで)
観覧料金 一般1500円(1300円)、大学生1200円(1000円)、高校生600円(400円)、中学生以下無料 ※7月25日(金)、26日(土)、27日(日)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
*( )内は前売および20名以上の団体料金。
問い合わせ 03-5777-8600(ハローダイヤル)
関連イベントなど詳細は展覧会公式サイトでご確認ください。
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