アート
Posted on 2026-04-20
【展覧会レビュー】「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」新収蔵作品を一挙公開
2026年4月11日(土)から6月21日(日)まで、東京のパナソニック汐留美術館で、「ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶」が開催中です。
パナソニック汐留美術館は開館以来、20世紀のフランスを代表する画家ジョルジュ・ルオー(1871~1958)の作品を中心に収集し、現在では約270点のルオー作品を所蔵しています。
とりわけ近年は、ギュスターヴ・モロー(1826~1898)のアトリエで学んでいた頃の初期の貴重な作品群が充実しています。さらに、師モローの作品も新たにコレクションに加わりました。
モローの没後、学友たちと共に構えた共同アトリエで制作されたとされる、娼婦たちを描いた両面作品や、1920年代に画家の中心的な画商アンブロワーズ・ヴォラール邸の一室を間借りしていた時代に制作された日本の武士を描いた作品、ルオーの没後ルオー・ファミリーにて長年大切に保管されていた隠れた名作など、ルオーの交友関係や制作スタイルを伝える作品が同館のコレクションに仲間入りしました。
本展は、近年新たに迎えた収蔵作品を中心に、同館のルオーコレクションを紹介する展覧会です。
ルオーの名作の数々が生まれた場である「アトリエ」に焦点を当て、作品がどのような環境で、どのような画材を用いて描かれたのか、初期から晩年までの代表作と共に紹介しています。
構成は次のとおりです。
第1章 国立美術学校時代―ギュスターヴ・モローのアトリエ
第2章 フォーヴ時代―画家仲間との共同アトリエ
第3章 1920~30年代―アンブロワーズ・ヴォラール邸での制作
第4章 1940~1950年代―最後のアトリエ
第5章 ルオーの「アトリエ作品」
2024年度に収蔵されたフォーヴ期のルオーの代表作《二人の娼婦》(裏面《婦人像》)(1906年)、2025年度に収蔵された《モデル、アトリエの思い出》(1895年/1950年頃)など、近年の新収蔵作品が一挙公開されています。
また、パリのルオー財団の特別な協力のもと、展示スペースの一角に再現された、ルオーの最後のアトリエも、大きな見どころのひとつです。
この空間は、ルオーが晩年、実際に使用していた画材道具や机などを用いて再現されており、身近な家族でさえも立ち入りを制限されていた聖域を見ることができる貴重な機会です。
以下は4月10日に行われたプレス内覧会で撮影した会場です。
左手前は2025年度の新収蔵作品《モデル、アトリエの思い出》(1895年/1950年頃)
Exhibition Information
会期 2026年4月11日(土)~6月21日(日)
会場 パナソニック汐留美術館
休館日 水曜日(ただし4月29日、5月6日、6月17日は開館)
開館時間 午前10時~午後6時(ご入館は午後5時30分まで)
※5月1日(金)、6月5日(金)、19(金)、20 (土)は夜間開館 午後8時まで開館(ご入館は午後7時30分まで)
入館料 一般1200円、65歳以上1100円、大学生・高校生700円、中学生以下無料
◎5月18日(月)の国際博物館の日は500円で入館できます。
◎5月12日(火)、6月2日(火)、6月12日(金)はルオーのアトリエ割引dayで、一般・65歳以上の方は1000円、大学生・高校生以下の方は無料で入館できます。
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料で入館できます。
土・日・祝日は日時指定予約をお願いします(平日は予約不要)。
当日空きがあればご入館いただけます。
混雑状況により入館方法が変更になる場合があります。
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