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話題の3D技術が勢ぞろい!「3D&バーチャルリアリティ展2010」

東京ビッグサイトで、2010年6月23日〜25日に開催された「3D&バーチャルリアリティ展」を取材してきました。
この展示会は機械要素技術展、設計・製造ソリューション展と同時開催されているもので、この期間に会場にくれば、ばねやモーター、ねじといった部品から加工技術、CAD、そして3Dディスプレイや次世代映像・放送技術まで、機械製造に関する情報が一望できるようになっています。

3D&バーチャルリアリティ展2010

クレッセント(下の写真)の3D映像はメガネをかけるタイプですが、非常に画面が美しく、高品質でした。
車のデモでは、車を動かすのはもちろん、パーツや車体カラーもコントローラーでスピーディに変えられます。
商品の高い価値をしっかりアピールできる技術だと思いました。

3D&バーチャルリアリティ展2010

旭エレクトロニクスはドイツのTRIDELITY社の3Dディスプレイを出展。
裸眼タイプのParallax-barrier方式です。
ちょっと違和感あるところもありましたが、メガネがいらないのは便利です。
ディスプレイはそれぞれ、見るのに適した距離があり、大きくなるほど遠くなるのかなと思いましたが、聞いたところでは、設計次第とのことでした。
2眼式の3Dカメラを入力装置にして、そのデータを加工して立体画像として映し出すこともできます。
3D技術はまだ化学分野の研究の用途が多いそうですが、徐々に実写を手軽に3D画像として利用できるようになってきているのだなと感じました。

タッチパネルを押したときに、本物のボタンを押したような感触を得られる技術「ハプティックタッチデバイス」も紹介されていました。
すでにケータイカメラなどに採用実績があるものです。

併設の「設計・製造ソリューション展」からも、注目の出品をひとつご紹介しましょう。
武藤工業の3Dカラープリンターは、断面を印刷した上に石膏のパウダーを重ねる作業をくり返して立体を形成します。
プリンターといえば、平面というイメージでしたので、意外で面白みがありました。
部品として実際に使う強度はないとのことでしたが、展示見本としては十分なようです。

3D&バーチャルリアリティ展

(TEXT/宮川由紀子 PHOTO/よも修一)

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