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企業のアート支援の新スタイル! マネックスグループ株式会社主催「ART IN THE OFFICE 2009」

東京駅八重洲口近くの高層ビルに入居するマネックスグループ株式会社(以下、マネックス)のオフィス。
その会議室の壁面が、アート作品で彩られています。
これは「ART IN THE OFFICE 2009」という、マネックスの社会文化活動プログラムです。
「ART IN THE OFFICE」プログラムは、コンテンポラリーアートの分野で活躍する新進気鋭のアーティストを一般公募。
選出された1名のアーティストに対して、制作費と賞金、およびマネックスのオフィス内にある会議室(プレスルーム)を作品の発表場所として提供するものです。
プログラムは昨年からスタートし、今年が2回目。
今年は、松本力(まつもとちから)氏が選出され、「三囲(みめぐり)アニメーション だれも知らない映画」というタイトルの作品(=下のムービー)が展示されています。



新しい社会文化活動の姿
「上場企業が会社の中にアートを持ち込むことが難しくなっています」
こう語るのは、マネックスグループ株式会社代表取締役CEO・松本大(まつもとおおき)氏です。
アートに対して上場企業が出費すると、「社長の道楽ではないのか?」とか、「株主に対してどういう意味があるのか?」と思われてしまう傾向があると、松本氏はいいます。
そこで松本氏らが考えたのが、「ART IN THE OFFICE」というプログラムです。
企業がアート作品をコレクションするよりも少ない予算で、アートを通じた社会文化活動ができるのです。
このプログラムは、現代アートのNPOである特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]が企画協力を行っています。
(ムービーは、2009年11月25日、プレス限定特別公開であいさつをする松本大氏)



長大なタイムライン絵巻物! 社員との対話をしながら(を通して)、作品を作り出す!
今回の作品は、会議室の曲面の壁をぐるっと囲むようにつくられた「絵巻物」です。
アーティストの松本力氏は、こどものころから時間やタイムマシンに興味があったといいます。
「過去→現在←未来」という時間の可逆性に深い関心を抱く松本氏は、今回の作品を制作するにあたっても、タイムライン(時間の流れ)を強く意識しました。
制作段階で、マネックス社員の方々と対話し、社員の個人的なエピソードを秘匿したかたちで、作品の中に織り込んでいます。
こうすることで、「過去→現在←未来」という3つの時間軸をめぐる幾つかのエピソードがつむぎだされ、長大なタイムライン絵巻物となりました。
(ムービーは、2009年11月25日、プレス限定特別公開で作品について解説する松本力氏)



作品は、社外コミュニケーションにも活用!
作品は、マネックスグループのアニュアルレポートに掲載するなど、ステークホルダーに対する対外的なコミュニケーションにも、積極的に活用されています。
マネックスの「ART IN THE OFFICE」プログラムは、企業の社会文化活動の新しい姿だといえるでしょう。

※作品が展示されている会議室(プレスルーム)は、一般非公開です。
「ART IN THE OFFICE 2009」プログラムについて
マネックスグループ株式会社

(VIDEO,TEXT/よも修一)

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