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風車はメディアだ! 風力発電でコミュニケーション。

「エコ」な発電方法として、まず思い浮かぶのは風力発電。
そういう人、多いのではないでしょうか。
風力発電の一般的なイメージは、大きなプロペラの風車を、風の強い場所に建てるというもの。
環境負荷が小さい発電方法ですが、風光明媚な場所に巨大な風車を建てることもあるので、「景観を壊す」という意見を持っている人もいます。
そんな従来の風力発電の概念を覆す風車が、幕張メッセで開かれた「新エネルギー世界展示会」(6月24日〜26日)に集まりました。
中でも注目は、街中でも設置できるコンパクトな風車たち。
すでに街の中で使われている例も多く、アイデア次第で、商品の販促や企業ブランディングのツールとしても、大きな可能性を秘めています。


垂直羽根で、風向に左右されない。

普通、プロペラは羽根が横向きに取り付けられていますけれども、この製品は垂直です。
3枚の垂直な羽根が取り付けられたデザインは、なんともユニーク。
羽根を垂直にしたことで、どの方向から風が吹いても、安定した回転が得られるようになっています。

コンパクトな大きさで、すっきりとしたデザインなので、街の中で使うことも可能です。

出品:WINPRO


ループ状の羽根は、とっても静か。

ちがった先端をもつ、従来のプロペラは、回転すると、羽根の先端部分から渦巻状の空気が発生し、それが騒音の原因となっていました。
この製品は、羽根をループ形状にすることで、とがった先端部分をなくし、回っても騒音が出ないようにしています。

アート作品をも思わせるループ状の形状は、街中の風景とも意外とマッチ。
街中のビルやショッピング施設前のモニュメントとして、設置されるケースも増えています。

風力発電ではありませんが、もうひとつ注目した製品が、海流発電システム(下の写真)。
この製品も、羽根はループ型。
出品されたのは、実機の1/50の模型です。

この模型の50倍の大きさの実機を、海流がとおる海中に沈め、発電します。
黒潮などが流れている日本周辺の海域には、膨大なエネルギーポテンシャルがあるといいます。

現在、研究開発を進めているところで、平成23年度以降の実証試験を目指しています。

出品:ループウィング


LOOPWING 海流発電


環境教育の教材として。

街中やビルだけでなく、一般住宅でも設置が可能なのがゼファーの風力発電機です。
こんな風車が自宅の屋根にあったら、「エコな家」として、注目を集めること間違いなし!

同社では、学校向けにも製品の普及を進めていて、京都の小中学校の多くが、教材として同社の風車を設置しています。
どうして京都なのかというと、京都議定書が議決されたのが京都だから。
住民の環境への意識も高いといいます。

出品:ゼファー

(TEXT/ビデオ・写真 YOMO)




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