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クルマと人との関係が変わる! 「東京モーターショー2009」

「東京モーターショー2009」が現在、幕張メッセで開催中です。
今回は、世界的な経済の落ち込みなどが影響し、出展者数は激減。
外国の主なクルマメーカーは出展を見合わせました。
どんなイベントになるのかと、不安もありましたが、取材してみると、そんな不安は吹っ飛びましたね!
その理由は、日本メーカーが出品している「エコカー」&「エコ技術」です。

これまで、クルマは「走るよろこび」「所有する豊かさ」を追求してきました。
今はそれらに加え、「未来」「地球」「社会」に対する、ドライバーの意識が大切になってきました。
人とクルマの関係性が、劇的に変化したのです。
クルマと家電との融合も進んでいます。
今回のモーターショーを見ると、きっと、クルマの価値観が一変するでしょう。
Media & Communicationでは、数ある出展企業の中で、日産とトヨタに注目しました。

[NISSAN] 「透明感」を表現したブースデザイン。
今回、日産自動車ブースは、展示デザインを大きく変えました。
同社は、モーターショーの展示ブースを4年に1回変えています。
2001年、2005年、2009年と、今回が3代目のデザインです。

デザインコンセプト面では、「軽さ」「透明感」を表現することに主眼をおきました。
ブース正面上方、横長に設営された壁面は、曲面を微妙に組みあわせたつくりとなっていて、風をはらんだような印象を生み出します。
ブース全体が、「エコ」のイメージとリンクされたデザインテイストなのです。
「エコ」ということでいえば、日産自動車では各国のモーターショーに出品する際には、今回のブース設営部材を使い回し、廃棄物を軽減します。



[NISSAN] ケータイでクルマをコントロール!
エコカー「リーフ」は、ITとの連動も実現させました。
携帯電話で充電確認や予約などを行ったり、クルマに乗り込む前に、車内のエアコンをあらかじめ入れておくことも可能です。



[NISSAN] 充実のエコ・ソリューション展示。
NISSANブースでとても意義ある展示だったのが、エコ・ソリューションコーナー。
ムービーにあるようなデジタルサイネージを使い、楽しみながら日産のエコへの取り組みが理解できるようになっていました。
今回の出展企業の中では、エコ・ソリューション展示は日産が一番充実していました。



[TOYOTA]「鳥」「花」「葉」が飛び立つ!
まず、ブースデザインについて説明しましょう。
今回は、ブースの一番奥から、「鳥」「花」「葉」が湧き出るようなイメージでデザインされました。
天井部分にも「鳥」「花」「葉」を取り付けることで、大きなきな広がり感を実現させています。
今回は前回モーターショーに比べ、トヨタだけではありませんが、予算が少なくなりました。
限れれた予算のなかで、とても効果的に演出されたデザインです。

出品されたクルマは、放射線状に並べられているのが特徴です。
ブース内での来場者導線は設定せず、お客様は自由に歩き回り、クルマを見ることができます。
東京モーターショーでは、今回はじめてカスタマイズカーを出品したのも、特筆事項ですね。



[TOYOTA]「パートナー・ロボット」が登場!
ステージプレゼンのようすです。
立ったまま乗り回せるのは「ウイングレット」。
ロングハンドルを前に倒すと前進します。
ハンドルを使わず、体重移動でも前進や後退、旋回の操作が行えます。
座って運転するのは「i−REAL」。
どちらも、人の活動をサポートする「トヨタ・パートナーロボット」です。



[TOYOTA]ステージを飛び出し、ブース内をフルに使った演出!
ステージプレゼンは、メインステージでの電子弦楽器のパフォーマンスを中心に、ブース内をフルに使って行われました。
ムービーは、ブース最前面に展示された「FT-86 Cocept」コーナーでの、エレキ・パフォーマンスです。



東京モーターショー2009

(VIDEO/宮川由紀子, TEXT/よも修一)

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