2010年9月2日〜4日、東京ビッグサイトで「第52回サイン&ディスプレイショウ」が開催されました。
東京屋外広告美術協同組合が主催するもので、最新のディスプレイ関連資材が一堂に展示されました。
LEDを使った資材をはじめ、車体への施工を実演したり、ブース全体のイルミネーション商品でデコレーションしたり、はたまた屋外看板施工用のクレーン車を展示したりと、多彩で活気ある会場でした。
ローランドの黒くて高さもあるブースは、会場でひときわ目立ちました。
ローランドはメタリックシルバーインクを使ったインクジェットプリンター、UV-LEDインクを使ったインクジェットプリントなどを紹介。
質感の高さをアピールしていました。
住友スリーエムは各種フィルムを紹介しており、機能が体感できるようになっていました。
コンクリート壁などでこぼこしたところでも貼れるタイプ、ペンなどによる落書き防止加工を施したタイプ、曲面施工にも対応可能な柔らかいタイプなど、いろいろありました。
アライズ・コーポレートは、高輝度・長残光の蓄光材「ムーンライト・サーフェイス」を紹介していました。
蓄光材を練りこんだプレートのサイン資材です。
蓄光材を使ったサインは停電時の暗闇でも表示でき、省エネにもつながるので、注目されそうです。
インサイトのELサインは、軽量薄型の多重フィルムを使ったもので、照明が段階的に入り、動きのあるサインがつくれるのが特徴です。
面ファスナーを使ってポスターのように丸い柱に留めることができるなど、取り付け方法も多様。
演出が面白くて、つい見入ってしまいました。
セントラルプロフィックスは、3D&プリントを展示していました。
レリーフ状のものにプリントできるプリンターを使い、よりリアルでインパクトがある立体サインが作れます。
見る角度で絵柄が変化するPOPは、段ボール素材がエコロジーぽくて新鮮な印象でした。
ほかにも、大型プリンターなど、屋外広告ではおなじみの最新機種が、各社から展示・プレゼンされていました。
昨年の「サイン・アンド・ディスプレイショー2009」記事
(TEXT/宮川由紀子 PHOTO/よも修一)