アート

Posted on 2014-12-17
特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」



仏坐像 アヒチャトラー出土 クシャーン朝(1世紀頃) Photograph © Indian Museum, Kolkata


Editor:蓬田(よも)修一

東京・上野の東京国立博物館 表慶館で2015年3月17日(火)から5月17日(日)まで、特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」が開催されます。

本展覧会は、インドと日本の文化交流を促進することを目指して2014年秋から1年間にわたり開催中の「日本におけるインド祭 2014~15」の主要イベントのひとつとして開催されるものです。また、インド政府文化省が主催となって開催するアジア国際巡回展でもあります。

インド東部のコルカタ(旧カルカッタ)のインド博物館は、1814年に創立されたアジア初の博物館です。なかでも仏教美術のコレクションは秀逸で、インドを代表する優品が多数収蔵されています。その貴重なコレクションの中から選りすぐりの仏教美術作品が来日するのが本展覧会です。

釈迦の前世の物語を題材にしたバールフットの浮彫彫刻、ギリシャ・ローマの影響を色濃く映し出す流麗なガンダーラの仏像、インド独自の造形感覚をもとに発展した肉感的なマトゥラーの仏像、釈迦が初めて説法した地サールナートで出土したグプタ朝時代の仏伝四相図をはじめ、密教の隆盛した東インドのパーラ朝の典雅な観音菩薩立像やシュロの葉に書かれた貝葉経などの経典類まで、各時代の特徴を示す名品約90件が展示されます。

展覧会の構成は次の通りです。

第1章 仏像誕生以前
第2章 釈迦の生涯
第3章 仏の姿
第4章 さまざまな菩薩と神
第5章 ストゥーパと仏
第6章 密教の世界
第7章 経典の世界
附編 仏教信仰の広がり

仏教生誕の地インドで千年を超えて展開した仏教美術の本流がたどれる本展覧会です。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
 
特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」
会場
 東京国立博物館 表慶館
会期 2015年3月17日(火)から5月17日(日)まで
観覧料金 一般1400円(1200円)、大学生1000円(800円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料 ※( )内は前売り
問い合わせ TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)

http://www.tnm.jp/ (東京国立博物館ウェブサイト)

http://www.nikkei-events.jp/art/india/ (本展関連サイト)

弥勒菩薩坐像 ロリアン・タンガイ出土 クシャーン朝(2世紀頃) Photograph © Indian Museum, Kolkata


菩提樹(カナカムニ仏)の礼拝 バールフット出土 ジュンガ朝(紀元前2世紀頃) Photograph © Indian Museum, Kolkata


八千頌般若波羅蜜多経-バレンドラ・ブーミ パーラ朝(11世紀頃)
Photograph © Indian Museum, Kolkata



招待券プレゼントへの応募は締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。

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開催を記念して、特別展「コルカタ・インド博物館所蔵 インドの仏 仏教美術の源流」の招待券を、Media & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2015年3月16日24時です。

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