アート

Posted on 2017-10-19
上野恩賜公園で犬をテーマにしたインスタレーションアート展「DOGTokyo2017」


ロンドンで行われた展覧会の様子


現代の消費社会に価値観にさりげなく挑戦する企画展
犬をテーマにしたインスタレーションアート展「DOGTokyo2017」が、上野恩賜公園の噴水広場横で、2017年11月18日・19日の週末、開催されます。

ダンボールで作られた200匹の犬が展示。すべての犬の首輪には、日本とイギリスの小学生が書いた「どのような社会に住みたいか」のメッセージが、日本語と英語で書かれています。

展覧会開催後は、展示されていた犬を希望者に無料で提供。一部は都内の小学校に寄付されます。

この作品を作ったのは、イギリスを中心に国際的に活躍する現代アート作家、高山あかねさん。

イギリスに35年にわたって在住。イギリス芸術振興会賞を2回受賞。ロンドン市内のギャラリーなどで個展を開催しています。

高山さんは、作品を見た人が写真をソーシャルメディアに投稿することで、見た人と作品との関連性が築かれることを期待しているそうです。

開催後に犬をもらった人は、自分の犬に色を付けたり細工をしたり、写真を投稿したりすることで、新たにそれぞれの犬のイメージを創作することにもつながります。

このインスタレーションは、すでにロンドン市内の王立公演で実施され、大きな成功を収めたということです。

「作品を通して、一般固定概念や認識に変化をもたらすこと。美術館以外でも市民が容易にアプローチできる作品とスペース創作し、幅広い層が現代アートに触れる機会を提供、芸術がコミュニティの架け橋となること」

これは高山さんが考える、現代アートのあるべきビジョンです。

みなさんも上野公園に行って、現代アートに参加してみませんか。




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