マーケティング
Posted on 2012-03-28
出展者数増加・国際性も更に豊かに! 活発な受発注の場となった『アンビエンテ』
2012年2月10日(金)-14 日(火)にドイツ・フランクフルト国際見本市会場にて『アンビエンテ』が開催され、「Dining」「Giving」「Living」の3つのセクションに87カ国・地域から4,543社(2011年:85カ国・地域4,442社)が出展しました。
出展者数の増加と共に国際色も一層豊かになり、世界で最も重要な消費財見本市として今年も成功を収めたと言えるでしょう。
会場には160を超える国と地域(2011年:154カ国・地域)から140,000人が来場し、2011年(144,991人)と比較すると若干減少したものの、経済情勢がほぼ同じであった2010年より5%増の来場者数となりました。
今年は成長傾向にある東欧やロシア、また米国、日本などからの来場者が増加し、出展者のみならず来場者の国際色も前年よりも豊かになりました。
出展者からは、「国際的な見本市として全ての条件と質を満たしており、出展結果に非常に満足した」という高い評価が集まり、来場者の満足度も95%となり、昨年と同じレベルの高い満足度を維持しています。
不透明なヨーロッパの経済情勢にかかわらず、ビジネスは好調消費財業界関係者は総合的に明るい見通しを持ち、出展者からはポジティブな反響が寄せられました。
Falkenthal & Co. GmbHでは、「今回のアンビエンテは史上最高の結果となり、国内、国外共に少なくとも新規のお客様が40%も増加しました。バイヤーはかなり楽観的な見通しを持っているようであり、大変良い結果を得ることができました」と語っています。
メッセフランクフルトの実施した「個人的な消費動向に関するアンケート」の結果もこれを裏付けており、例えば調査の対象となった従業員のうち60%がクリスマスボーナスを貯蓄ではなく消費に回す、と回答しています。
2012 年も消費者のムードはこれまでと同様の状況が続くと考えられます。
また3分の2以上が今年も昨年と同様の消費生活を続けると回答し、「アンビエンテ」の出展対象商品の購入が増加するとの見解も示されました。
ビジネスの好調により、「Dining」「Giving」「Living」の3 つのセクションはポジティブなムードに包まれた。景気の影響とは無縁の様子となった「Dining」セクションでは、消費者が今まで以上にクオリティを重視していることから、質の高い製品、ブランド、またサステナビリティのようなコンセプトに注目が集まりました。
この傾向は全体的なトレンドとして他のセクションでも見られました。
「Giving」セクションに出展したAlfred Schmiesing Diamanthandelは、「金融市場に漂う不安感により、投資対象としてハイクオリティ・ジュエリーの需要が高まっている」と指摘しています。
「Giving」セクションでは、今年も前回の出展者数を上回り、1,270 社(2011 年:1,179 社)が出展。
「ドイツの消費者が毎年ギフトに270 億ユーロを使っている」というGfK マーケットリサーチ研究所の調査(2011 年度『テンデンス』で実施)にも同セクションの好況が裏付けられ、新規獲得などの明るいニュースが次々と寄せられたということです。
「Living」セクションでは、1,146 社(2011 年:1,073 社)が出展し、出展者数は前年比で7%増に達しました。
各社ブースには国際色豊かで質の高い来場者が数多く訪れ、発注数も増加したことから、出展者の多くから喜びの声が聞かれました。
日本の出展者からも満足の声
今回の『アンビエンテ』には、日本から78 社が出展。日本の出展者からも来場者の質の高さに対する高い評価、そして今回のビジネス結果に非常に満足したという声が寄せられました。
連続出展するアッシュコンセプト(株)の柴田真氏は「来場者の質が高まり、セールス結果は非常に良かった。バイヤーは口発注でも躊躇することなく、非常に効率的な商談を行うことができた」と語っています。
「Living」セクションのロフトホールでは、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)が初出展。20 社と共に「ジャパン・パビリオン」で日本の優れたデザインプロダクトを展示しました。
「ジャパン・パビリオン」は、「東北復興支援ゾーン」と日本各地から企業が出展する「個別出品者ゾーン」の二つのゾーンで構成され、世界各国のバイヤーから大きな注目を集めました。
出展者からは「欧州だけでなく、アメリカ、オセアニア地域のバイヤーとの商談ができた。来年も出展したい」「今後の販路開拓に際し非常に有効な見本市だ」といった前向きなコメントが寄せられています。
コントラクト・ビジネスに高い関心と評価が集まる
今回高い関心と評価を集めたのがコントラクト・ビジネスに特化したサポートプログラムです。
コントラクト・ビジネスの世界的な成長の可能性を示し、消費財セクターの出展者にとって非常に明るいトピックになりました。
Goebel Porzellan GmbH は、「コントラクト・ビジネスに焦点を当てたのは正解だ。弊社にとっても、自らのポジションをさらに強める機会になる」と語っています。
多くの出展者から満足が示されると共に、将来性のある重要なエリアであるコントラクト・ビジネスへの今後の取組みに期待が寄せられました。
コントラクト・ビジネスに関しては、世界で展開される『アンビエンテ』ブランドの見本市だけでなく、テキスタイル分野などをはじめ、メッセフランクフルトが主催する他の見本市でも重点的な取組みが行われています。
アンビエンテの統括責任者である二コレット・ナウマンは、メッセフランクフルトとしての横断的な取組みの可能性に言及しています。
日本で開催している、『アンビエンテ』と『ハイムテキスタイル』を母体とする『インテリアライフスタイル』と『IFFT/インテリアライフスタイル リビング』においても、今後コントラクト・ビジネスに着目していきます。
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