アート / 歴史
Posted on 2012-09-01
文化財や世界遺産も映画館で鑑賞! TOHOシネマズと凸版印刷がデジタルラーニングショー「シネマde文化財 ~みる・しる・わかる歴史体感教室~」TOHOシネマズ 六本木ヒルズで
Writer:宮川由紀子

「シネマde文化財 ~みる・しる・わかる歴史体感教室~」上映イメージ
TOHOシネマズと凸版印刷は、2012年10月17・31日、11月14・28日の4回、TOHOシネマズ 六本木ヒルズで「シネマde文化財 ~みる・しる・わかる歴史体感教室~」を上映します。
これは、文化財のバーチャルリアリティ(VR)映像により生み出される仮想現実空間を五感で体験することにより、文化財について学べる上映プログラムです。
大型スクリーンに生成される高精細映像空間は、ナビゲーターが持つコントローラーで自在に移動できるようになっており、劇場に座りながら別の空間にトリップしたかのような気分が味わえるのが特徴です。
凸版印刷では、印刷技術を通して長年培った高精細デジタル化技術、カラーマネジメント技術などを活用し、貴重な文化財のデジタルアーカイブに取り組んできました。高精細映像の投影に対応できるTOHOシネマズとの共同開発により、今回の上映が可能になりました。
上映されるのは凸版印刷がこれまでに制作した30作品以上のRV作品からよりすぐった4作品です(演目詳細は下記参照)。ナビゲーターによるガイドと自由自在な視点コントロールで、VRをたっぷり堪能できます。
中国・ロシアという遠く離れた海外の遺産から、現存しないものやめったに公開されることのない奈良の文化遺産の裏側まで、あたかもその場に降り立ったかのような、またタイムスリップしたかのような臨場感が得られます。
貴重な文化財や文化遺産は、公開期間が限られていたり、立ち入りや見学が制限されているため、その細部まで鑑賞することは困難です。
VRは、文化財を目前で鑑賞することはもちろん、博物館などでの実物鑑賞では見ることのできない文化財の内部構造や触れることができそうなほど近くでの鑑賞、また入ることができない世界遺産の内側や上空からの全景など、まさしく自由自在に鑑賞でき、現実では実現不可能な視覚体験を可能にします。
TOHOシネマズと凸版印刷は、今回の上映効果を検証し、上映内容や演出について改良を行ったうえで、全国展開を予定しています。2013年4月から東京近郊のTOHOシネマズが運営する映画館で本格的に上映を開始し、2014年3月には全国での上映を目指します。また、本コンテンツの各種教育機関での普及に向け、プログラム開発を進めていきます。
シネマde文化財 ~みる・しる・わかる歴史体感教室~
実施日 2012年10月17日(水)・31日(水)、11月14日(水)・28日(水)
上映プログラム
①日本の世界遺産 (2012年10月17日、11月14日)
「唐招提寺 金堂の技と鑑真和上に捧ぐ御影堂の美」、「よみがえる興福寺中金堂/阿修羅像」
②中国とロシアの世界遺産 (2012年10月17日31日、11月28日)
「故宮 -紫禁城 天子の宮殿-」、「ウスペンスキー大聖堂」
上映時間 10時30分から(約60分)
会場 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
料金 一般・大学生・専門学校生1000円、高校生・中学生・小学生800円
【演目詳細】
①日本の世界遺産 ―唐招提寺・興福寺-
・「唐招提寺 金堂の技と鑑真和上に捧ぐ御影堂の美」
日本に戒律を伝えるために幾多の困難を乗り越え渡来した鑑真和上。東山魁夷は唐招提寺御影堂に和上に捧げるための障壁画を描きました。VR技術で唐招提寺を再現。御影堂とともに、解体修理でその構造が明らかとなった金堂を、創建当時の色再現も交えてご案内します。

・「よみがえる興福寺中金堂/阿修羅像」
奈良興福寺の八部衆像のひとつ、阿修羅像。その表情に、VR技術によって実物では近づけない距離や視点で迫ります。また、かつてあった興福寺中金堂の当時の姿を再現しご覧いただきます。

②中国とロシアの世界遺産 ―紫禁城・ウスペンスキー大聖堂-
・「故宮-紫禁城 天子の宮殿-」
明王朝、清王朝あわせて約500年間、中国の政治、経済、文化の中心となった故宮。城内約700の建物の中から「太和殿」を中心にご紹介します。皇帝「乾隆帝」が統治していた頃を再現し、通常では立ち入ることのできない内部空間の華麗な色彩や、当時の文物も間近で鑑賞可能です。

・「ウスペンスキー大聖堂」
最も由緒ある聖堂のひとつ、モスクワの世界遺産「クレムリン」の中央に位置するウスペンスキー大聖堂。内部はフレスコ画やイコンで埋め尽くされています。シャンデリアに照らされる荘厳で神聖な空間を、歴史やイコンなどの解説とともにお楽しみいただきます。

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