アート
Posted on 2013-12-19
パナソニック 汐留ミュージアム 開館10周年記念展第3弾「メイド・イン・ジャパン南部鉄器」展

アンシャンテ・ジャポン≪南部鉄器カラーポット KIKU≫(製造:岩鋳)、2008年
2014年1月11日(土)から3月23日(日)まで、パナソニック 汐留ミュージアムで「メイド・イン・ジャパン南部鉄器-伝統から現代まで、400年の歴史」展が開催されます。
本展は、約400年間もの間、研鑽を積んできた岩手の伝統的工芸品であり、現代生活に溶け込みつつ現在も新たな美を創造し続けている南部鉄器を、作品約80点と参考資料を通して紹介する展覧会です。
南部鉄器は、近代化の流れの中で浮き沈みを経験しつつも、1975年には国の「伝統的工芸品」の指定を受けています。
自然とのかかわりや手仕事を大切にするライフスタイルがますます支持される中、豊かな森林資源や鉄資源を誇る岩手県で約400年前に発祥した南部鉄器は今、注目を集めています。
北欧のデザインを取り入れた作品や、女性釜師ならではのデザイン感覚で制作された作品など、新しい感性による作品が各工房から次々に送り出されています。また、東京のデザイナーによる提案も人気作を生んでいます。
構成と見どころは次のとおりです。
第1部 南部鉄器の歴史 その発展と逆境
南部鉄器の「南部」は盛岡藩主南部氏に由来します。その名の通り歴代藩主の庇護のもとに育まれました。この最初のセクションでは、江戸時代から明治、大正、そして昭和までの南部鉄器を時代を追って検証します。
4代小泉仁左衛門清光の≪老松釜≫(盛岡市指定文化財)、9代藤田萬蔵 孝保の≪波に鯉文富士形鉄瓶≫ 、13代鈴木盛久 繁吉の≪古銭入責紐釜・古銭入鉄鉢風炉≫などが展示されます。
第2部 南部鉄器の模索・挑戦といま
戦後あらたなるデザインに活路を見出して復興した各工房発の南部鉄器が紹介されます。
宮伸穂+ヨーガンレール 釜定工房3代目の≪JYテープカッター≫、15代鈴木盛久 熊谷志衣子の≪櫛目丸形鉄瓶≫ 、アンシャンテ・ジャポン(製造:岩鋳)の≪南部鉄器カラーポット、ポット敷きCAMOMILLE≫などが展示されます。
第3部 現代の生活における南部鉄器
いまなぜ、南部鉄器が人気をよんでいるのか。現代生活に溶け込みつつ、あらたな美を創造している南部鉄器と、第一線のクリエイターが手がける空間との対話を体感できます。
柳宗理が2003年に発表した南部鉄器のキッチンウエア、内田繁氏による茶室≪行庵≫、フランスのティー・サロンをイメージしたカラフルな南部鉄器のポットを中心としたしつらえなどが展示されます。
第一線で活躍するクリエイターが手がける空間とのかかわりを鑑賞しながら、よりすぐられた作品の数々が堪能できます。また会期中は、記念講演会やコラボイベントも実施されます。
なお、本展の収益金の一部は、岩手県の東日本大震災復興支援に使われます。
パナソニック 汐留ミュージアム 開館10周年記念展第3弾「メイド・イン・ジャパン南部鉄器 -伝統から現代まで、400年の歴史-」展
会期 2014年1月11日(土)から3月23日(日)まで
会場 パナソニック 汐留ミュージアム
入館料 一般700円、大学生500円、中・高校生200円、小学生以下無料、65歳以上600円
※20名以上の団体は各100円引(65歳以上の方は除く)
※休館日、開館時間や関連イベントなど詳細につきましてはパナソニック 汐留ミュージアム公式サイトでご確認ください。

宮 昌太郎 釜定工房2代目 《オーナメント 鳥》 1965年

アンシャンテ・ジャポン≪南部鉄器ポット敷き KIKU≫(製造:岩鋳)、2008年

宮 伸穂+内田 繁≪四方切合≫
2001年、釜定蔵、撮影:桜井ただひさ
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