アート / 音楽

Posted on 2010-09-20
ジョン・レノン・ミュージアム 2010年9月30日に閉館


ジョン・レノン・ミュージアム(さいたま市中央区 館長・水沢順一)は、親会社・大成建設株式会社とオノ・ヨーコ氏が締結した10年間のライセンス契約が満了することにより、2010年9月30日にミュージアムを閉館します。

ミュージアムは、ジョン・レノンのパートナーであったオノ・ヨーコ氏による世界初の公認ミュージアムとして、2000年10月に開館しました。

JOHN LENNON MUSEUM プログラム表紙

館内では「LOVE&PEACE」を大きなテーマとして、ジョンの40年の生涯を、オノ・ヨーコから提供された貴重なゆかりの品々と音楽、映像演出などによってさまざまな角度から紹介し、楽曲のみならずジョンの生き方・考え方などに多くの来館者が共感しました。

ミュージアムはなくなりますが、ジョン・レノンはこれからも世代を超えて多くの人たちに愛され、ジョンの作品とスピリットは世界中に広まることでしょう。

閉館にあたって、オノ・ヨーコさんからのメッセージです。

ジョン・レノン・ミュージアムを愛してくださったみなさまへ

ジョン・レノンは世界中をめぐる運命を持っていました。彼の魂は動くことによって継続していたのです。動かないと死んでしまう。ジョンの精神が宿るミュージアムも動かないとミュージアムではなく、お墓になってしまう。ジョンにはお墓はないのです。彼が息を引き取ったとき、私は「ジョンの葬儀は行いません」と世界に向けて言いました。それは、ジョンの魂が永遠に生き続けることを知っていたからです。

ジョンの魂は、10年を節目にしてここからも離れて行きます–次の旅を見つめながら… 。まず、5年と思っていたのがみなさんのミュージアムへの愛によって10年になったのです。

このジョン・レノン・ミュージアムを愛してくださったみなさん、深く感謝しています。あなたがた一人ひとりの中にジョンのスピリットが受け継がれ、そのみなさんのスピリットが世界の平和が実現していくための愛の力になることを信じています。みなさん、ありがとう!

2010年 立春
愛をこめて…
オノ・ヨーコ

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