アート

Posted on 2014-05-30

ヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術：世界の中心には忘却の海がある」

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マイケル・ランディ《アート・ビン》 2010
サウス・ロンドン・ギャラリーでの展示風景

注目の現代アート作品が一堂に集まるヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術：世界の中心には忘却の海がある」が、2014年8月1 日（金）から11月3日（月・祝）まで開催されます。

前回（2011年）から開催主軸が横浜市に移行し、また横浜美術館が初めて主会場のひとつとなり、横浜トリエンナーレは大きく舵をきりました。

第5回となる今回は、横浜美術館と新港ピア（新港ふ頭展示施設）が主会場です。

また、横浜創造都市政策のもと、NPOのBankART 1929や黄金町エリアマネジメントセンターとの協働をはじめとして、象の鼻テラス、急な坂スタジオ、ヨコハマ創造都市センター（YCC）なども連携する予定で、横浜トリエンナーレの特徴ともいえる展覧会の多様性と地域への広がりが楽める内容です。

展示作品は忘れ去られているものに注視し、じっくりと向き合うことを促すものが多く、今までの横浜トリエンナーレとは一味違う展覧会が出現します。

「本トリエンナーレが、アートを通じ、わたしたちの想像力、思考力、読解力を刺激し、多様性や異なる価値観の受容といった人間をめぐる課題に、ささやかな一石を投じる機会となれば幸いです」
と、横浜トリエンナーレ組織委員会委員長を務める横浜美術館館長・逢坂恵理子氏は述べています。

構成は次のとおりです。

【美術館前の序章】　
アンモニュメンタルなモニュメント

【グランドギャラリーの序章】　
世界の中心にはなにがある？　

【横浜美術館】
第１話：沈黙とささやきに耳をかたむける
第２話：漂流する教室にであう
第３話：華氏451はいかに芸術にあらわれたか
第４話：たった独りで世界と格闘する重労働
第５話：非人称の漂流（仮題）
第６話：おそるべき子供たちの独り芝居
第７話：光にむかって消滅する

【周辺会場】
第8話：漂流を招き入れる旅、漂流を映しこむ海

【横浜美術館／新港ピア】
第９話：「華氏451度」を奏でる（仮題）
第10話：洪水のあと（仮題）

【新港ピア】
第11話：忘却の海に漂う

見どころは次のとおりです。

62組の参加が決定
4月22日現在、19か国から計62組の参加が決定しています。最終的には約65組、70名を超える作家が参加する予定です。

キーワード１：「忘却」
「世界の中心には忘却の海がある」という本展のサブタイトルにもあるとおり、忘却巡りの旅に誘われます。

キーワード2：2つの序章と11の挿話から構成される「本」
横浜美術館と新港ピア（新港ふ頭展示施設）の2つの主会場の展示は「序章」に始まり、「11の挿話」からなる本のように構成されます。

キーワード3：「漂流」
さまざまな方角から流れ着いた漂着物が、ヨコハマトリエンナーレ2014という場に一時的に漂着し、やがて離散することが展覧会のコンセプトとなっています。

キーワード4：子ども
「本格的な展覧会を子どもにみせる」をテーマに、小中高生を対象とした教育プログラム「夏の教室」が開催されるほか、展覧会コンセプトをひもとく子ども対象の印刷物が発行されます。

ヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術：世界の中心には忘却の海がある」　
アーティスティック・ディレクター　森村泰昌（もりむら やすまさ）
会期　2014年8月1日（金）から11月3日（月・祝）まで
開場日数　89日間
休場日　第1・3木曜日（8/7、8/21、9/4，9/18、10/2，10/16）
主会場　横浜美術館、新港ピア（新港ふ頭展示施設）
主催　横浜市、（公財）横浜市芸術文化振興財団、ＮＨＫ、朝日新聞社、横浜トリエンナーレ組織委員会
入場料　一般1800円（1400円）、大学・専門学校生1200円（900円）、高校生800円（500円）、中学生以下無料
＊（　）は前売券
創造界隈拠点連携プログラム「BankART Life IV」および「黄金町バザール2014」にも入場できる連携セット券
一般2400円（2000円）、大学・専門学校生1800円（1500円）、高校生1400円（1100円）あり　＊（　）は前売券

詳細なプログラムについては公式サイトでご確認ください。

ヴィム・デルボア《Flatbed Trailer》 2007
© Studio Wim Delvoye, Belgium
Courtesy of MONA, Australia

福岡道雄《飛ばねばよかった》 1965-66
Photo: FUKUNAGA Kazuo

釜ヶ崎芸術大学　絵画の授業の様子

開催を記念して、ヨコハマトリエンナーレ2014「華氏451の芸術：世界の中心には忘却の海がある」の招待券を、Media & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2014年7月31日24時です。

※Media & Communication のプライバシー･ポリシーはこちらをご覧ください。

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