ゆっくり走る「タートルタクシー」第二回広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞優秀賞を受賞

マーケティング

乗客は“ゆっくりボタン”を押すことで、ゆっくり丁寧に運転してほしいという気持ちを運転手に伝えることができる。

［Text：蓬田修一］

タクシー・ハイヤーサービスを行う三和交通（本社：横浜市）のサービス「TURTLE TAXI」が「第二回広告業界の若手が選ぶ、コミュニケーション大賞」（主催：日本広告業協会）の優秀賞を受賞しました。

受賞理由は「運転手に直接伝えにくい気持ちを代弁するサービスであり、ECOドライブで環境に優しく、企業ブランディングにも効果的である。視点をほんの少し変えることが課題解決と新たな重要創出につながり、アイデアの重要性を再認識させてくれた」というものです。

応募数186件の中から大賞1件、優秀賞5件、特別賞1件の合わせて7件が表彰されました。

「TURTLE TAXI」は業界初となる、“ゆっくり走る”タクシーです。「今はそんなに急いでないので、ゆっくり丁寧に運転してほしい」という乗客の気持ちを解決する施策として登場しました。

後部座席に「ゆっくりボタン」を設置。ボタンを押すとフロントガラスに「ゆっくり走行中」と表記されたパネルが掲示され、目的地到着後、“ゆっくり運転”した距離を記載したサンキューカードが運転手から乗客へ手渡されます。また、“ゆっくり運転”した走行距離はサイトに掲載されます。

タートルタクシーには、トレードマークの亀のイラストが描かれている。

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