アート

Posted on 2015-08-07
始皇帝と兵馬俑の実像に迫る 特別展「始皇帝と大兵馬俑」



将軍俑 秦時代・前3世紀 陶製、高さ195.0cm、幅65.0cm 秦始皇帝陵博物院蔵


2015年(平成27年)10月27日(火)から2016年(平成28年)2月21日(日)まで、東京国立博物館で特別展「始皇帝と大兵馬俑」が開催されます。

兵馬俑は20世紀の考古学で最大の発見と言われています。本展は最新の発掘成果を取り入れながら、始皇帝と秦王朝にまつわる貴重な分物を一堂に集めて紹介するものです。

兵馬俑のなかでも選りすぐりのものを揃えて、絶対権力者にふさわしい圧巻の造形美を示すとともに、始皇帝が地下を含む両方一体に空前の規模で築き上げた永遠なる世界の実像に迫ります。

会場には「将軍俑」「騎兵俑」など秦軍の陣容に迫る作品に加え、馬飼いの「馬丁(ばてい)俑」や芸人の「雑伎俑」までバラエティー豊かな兵馬俑が勢揃いします。さらには、数千もの兵馬俑が整然と並んで出土した発掘現場「兵馬俑坑」を迫真の手法で再現します。

出土品から始皇帝の“夢”を読み解く

兵馬俑坑は始皇帝の陵墓を中心とする「陵園」の東側に位置します。調査と研究の進展により、陵園は始皇帝の魂を永遠に守るための施設であることが明らかになりました。また、始皇帝が暮らした咸陽宮殿遺跡でも、永遠への願望をほのめかす痕跡が出土しています。

出土した巨大な水道管や瓦などで、始皇帝の陵園と宮殿の広大なスケールを示すとともに、宮殿を飾った磚(せん=レンガ)の文様や壁画から始皇帝の夢を読み解きます。

秦帝国の“サクセス・ストーリー”

辺境の1小国に過ぎなかった秦が巨大帝国になるまでの“サクセス・ストーリー”を、秦のライバル国である魏や楚、高原地帯の民「西戎(せいじゅう)」、衰退した周王朝との関わりを、青銅器、金銀器、土器などを通してわかりやすく紹介します。

なお、本展覧会は福岡(九州国立博物館/2016年3月15日~6月12日)、大阪(国立国際美術館/2016年7月5日~10月2日)での巡回展が予定されています。

特別展「始皇帝と大兵馬俑」
会場 東京国立博物館 平成館
会期 2015年(平成27年)10月27日(火)から2016年(平成28年)2月21日(日)まで
開館時間 午前9時30分~午後5時
休館日 月曜日
11月2日(月)11月23日(月・祝)1月11日(月・祝)は開館。11月4日(水)11月24日(火)1月12日(火)、年末年始(12月24日(木)~2016年1月1日(金・祝))は休館
※開館時間、休館日の詳細は公式サイトをご覧ください。
http://heibayou.jp/
観覧料 一般1600円(1400円/1300円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)、中学生以下無料
*( )内は前売り/20名以上の団体料金
問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

巡回展情報
【福岡展】

会場 九州国立博物館
会期 2016年(平成28年)3月15日(火)から6月12日(日)まで
【大阪展】
会場 国立国際美術館
会期 2016年(平成28年)7月5日(火)から10月2日(日)まで

跪射俑 秦時代・前3世紀 陶製、高さ122.0cm、幅64.0cm 秦始皇帝陵博物院蔵

(左側)1号銅車馬(複製) 原品 秦時代・前3世紀 青銅製・彩色、高さ150.0cm、長さ225.0cm
(右奥)2号銅車馬(複製) 原品 秦時代・前3世紀 青銅製・彩色、高さ110.0cm、長さ320.0cm
ともに秦始皇帝陵博物院蔵

1号兵馬俑坑 秦始皇帝陵博物院蔵


画像はすべて©Shaanxi Provincial Cultural Relics Bureau & Shaanxi Cultural Heritage Promotion Center




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締め切りは、2015年(平成27年)10月26日24時です。

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