アート / 歴史

Posted on 2015-08-24
「黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝」 世界最古の金製品が出品



≪腕輪≫ 紀元前675年-650年 金 イタリア、チェルヴェテリ、ソルボ墓地、レゴリーニ・ガラッシの墓出土 ヴァチカン美術館 Foto©Governatorato dello Stato della Città del Vaticano – Direzione dei Musei, tutti i diritti riservati

2015年(平成27年)10月16日(金)から2016年(平成28年)1月11日(月・祝)まで、東京・上野の国立西洋美術館で「黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝」が開催されます。

地中海域の古代文明がもたらした金の傑作の数々と、金を題材とする絵画をともに展示し、黄金に魅了された人類の歴史を紐解いていく展覧会です。

金製品を紹介する展覧会はこれまでも開催されてきましたが、ひとつの文明や特定の地域をテーマとした展覧会がほとんどでした。

今回の展覧会は、先史から有史に向かうまでの時代に、トラキア、エトルリア、ローマといった地中海地域に花開いた文明を横断し、金製品を紹介する画期的な試みです。

中でも、今から6000年以上も前に作られ、ブルガリア・ヴァルナで出土した世界最古の金製品は大きな見所のひとつです。発見された出土の状態のまま復元展示し、世界でも類のない古代遺跡の一端を紹介します。

黄金は太古の昔から不老不死や富、権力の象徴として人々の憧れであり、ギリシア神話の世界にも黄金の雨(ダナエ)、金の羊毛(アルゴー船伝説)、黄金の林檎(パリスの審判)など重要なモチーフとして登場してきました。

これら黄金をめぐる伝説は、絵画の巨匠を虜にし、数々の名作が生まれています。会場では、こうした金をモチーフとしてモローやプッサンの名画をあわせて展示します。

本展には、バチカン美術館、オルセー美術館パリ、プラド美術館マドリードなど世界屈指の美術館から、日本初公開を含む作品が出展されます。

今回の「黄金伝説 古代地中海世界の秘宝」は、太古から永遠の輝きを放つ黄金と、その美しさから生まれた名画の数々を間近に見ることができる貴重な機会です。

なお、本展覧会は仙台(宮城県美術館/2016年1月22日~3月6日)、名古屋(愛知県美術館/2016年4月1日~5月29日)での巡回展が予定されています。

黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝
会場 国立西洋美術館
会期 2015年(平成27年)10月16日(金)から2016年(平成28年)1月11日(月・祝)まで
※開館時間、休館日の詳細は公式サイトをご覧ください。
http://www.tokyo-np.co.jp/gold/
観覧料 一般1600円(1400円)、大学生1200円(1000円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
*( )内は前売り/20名以上の団体料金
問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

巡回展情報
【宮城展】

会場 宮城県美術館
会期 2016年(平成28年)1月22日(金)から3月6日(日)まで
【愛知展】
会場 愛知県美術館
会期 2016年(平成28年)4月1日(金)から5月29日(日)まで(予定)

≪ヴァルナ銅石器時代墓地43号墓出土の金の副葬品≫ 紀元前5千年紀 ブルガリア、ヴァルナ出土 ヴァルナ歴史博物館
©Varna Regional Museum of History, Bulgaria

≪ヴァルチトランの遺宝≫ 紀元前14世紀後半―紀元前13世紀初頭 金 ブルガリア、ヴァルチトラン出土 ソフィア国立考古学研究所・博物館  Photograph: National Institute of Archaeology with Museum – Sofia, Bulgaria

≪パナギュリシュテ遺宝/アンフォラ形リュトン≫ 紀元前4世紀-紀元前3世紀 金 ブルガリア、パナギュリシュテ出土 プロヴディフ考古学博物館 Photograph: Regional Archaeological Museum – Plovdiv, Bulgaria

マルカントニオ・バッセッティ ≪ダナエ≫
1620-30年頃 油彩・カンヴァス 国立西洋美術館




■■■■たくさんのご応募ありがとうございました。締め切りました「黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝」招待券プレゼント■■■■


開催を記念して、国立西洋美術館で使うことができる「黄金伝説展 古代地中海世界の秘宝」の招待券を、Media & Communication読者の5組10名様にプレゼントいたします。

以下のフォームより、お名前、メールアドレス、ご住所をお書きになり、ご応募ください。

締め切りは、2015年(平成27年)10月15日24時です。

※Media & Communication のプライバシー・ポリシーはこちらをご覧ください。

Posted in アート, 歴史 | Comments Closed

Related Posts